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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第十一話
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。我自身、どうやればこの体が死んでくれるのかもはや忘れてしまったよ。お前自身が魅せてくれるか?我の死を」
「く……クッ、クカカカカカカカカカカカカカッ!いいねぇいいねぇ、そういう奴大好きだわ俺!もう最ッ高!」
その笑顔のまま、互いに動かず、夏の夜なのに冷たい空気が流れる。
「もうそろそろ御託はいいだろお互いに。始めようぜ、最高の時間をよ!」
「死に花を美しく咲かせるのはどちらか、楽しみだ……」
そのまま先に動いたのはフレディ。昼間に見せたダッシュでビスカイトに詰め寄る。
「見えているぞ!」
常人には見えないそのダッシュを見切ったかのように身をかわして剣を振り下ろすと、フレディもそれは読んでいたのか、身を翻してその剣を横から左拳で弾き飛ばし、そのままの勢いで右ストレートを頬に叩き込む。
「むしろこれくらい読んでくれなきゃ面白くねぇってよ!」
しかしビスカイトも、わざと吹き飛ばされることで勢いを減らし、間合いを取る。
「なるほど、懐に入られては危険か。今の一撃であれだけの破壊力となれば……」
「のんびり考えてる暇はねぇぞ!」
再びダッシュで詰め寄るが、今度は正面から剣を振り下ろす。あまりの勢いからか、それとも彼の魔法か、振り下ろした地点から正面に衝撃波のようなものが走る。触れた草木を切り飛ばし、置いてあったコンクリートの塊すら一撃で切り裂く。
「おうおう、やるじゃないのお宅」
「貴様もな」
「遠慮がいらねぇ相手ってのは久しぶりだねぇ……たまんねぇ!」
衝撃波が走った地面を見て、それすら笑い飛ばすフレディ。それだけでなく、魔力をこめた拳をその上から叩きつけた。
「そぉらよッ!」
その一撃は衝撃波で裂いた地面をさらに深く抉る一撃となった。
「ほう……ただの命知らずというわけでもないようだな。これなら我も遠慮なしにぶつけていけそうだ!」
「MOTTO熱くなって行こうじゃないの、お互いさ!」
二人の輪舞曲は、果てしなく続いていく……
「そういや、フレディさん帰ってこないな?」
「大にしては長いし、まさかの逆流?」
「いや、あの男に限ってそれはありませんよ。大方、女の子と草場の影でズコバコしてるんじゃないですかね」
「初対面相手でも容赦ないんですかあの男は!?」
驚く士郎に平然と返すリンディ。
「ええ。あの男はクズです。その気になれば、処女だろうが人妻だろうが異人だろうが喰らい尽くす」
「めちゃくちゃ嫌ってるんですね……」
「ええ、大嫌いですよ。正直、あれほど女の尊厳ってものを無視した人間が社会で生きていけるのが不思議で仕方ないほどに」
リンディも酒が入ってテンションがおかしくなってきたか、フレディの愚痴ばかり
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