暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
ALO
〜妖精郷と魔法の歌劇〜
欺瞞と陰謀
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、リアル時刻はすでに深夜零時近い。
並んで城門をくぐると、BGM代わりのNPC楽団の陽気な演奏と、幾つもの槌音が一同を出迎えた。
街の規模はそう大きくはない。だが、中央の目貫通りを挟むようにそびえる岩壁に、武器防具や各種の素材、酒や料理などを商う店やら工房が積層構造を成して密集している様は見事なものだ。
プレイヤーの数も思ったより多く、普段出会うことの少ない
音楽妖精
(
プーカ
)
族や
鍛冶妖精
(
レプラコーン
)
族といった種族のパーティーが談笑しながら行き交っている。
「へえぇー、ここがルグルーかぁー」
リーファは、初めて目にする地底都市の賑わいに思わず歓声を上げると、早速手近な商店の店先に飾られた剣の陳列棚に取りつ────
「リーファねーちゃん!」
────こうとして、レンに引き止められた。
「わ、わかってるわよ」
慌てて目線を魅力溢れる剣達から引き剥がしたが、レン達のジト目が突き刺してくるように感じられる。
うぅ、と反省し、近くにあったベンチに座って早々に退散することにした。
左手を真下に振り、現れたメニューウインドウの一番下にあるログアウトボタンを押し、目眩に似た感覚を味わいながら遥か彼方のリアルワールドに向けてリーファは意識を浮上させていった。
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