第二十四話
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。それに私のスペカも試したいところだよ」
魅魔はもう準備は出来ていた。早いわよ……寒いけど、ちゃんちゃんこ脱ぐか。
そして私と魅魔は冥界へと向かった。
「というか魅魔のスペカって魔理沙と殆ど一緒よね?」
「何言ってんだい。あいつの師匠は私だよ? 殆ど同じのは当たり前じゃないか。まぁ威力は私が上だけどね」
自慢そうにしている魅魔は鬱陶しいかった。
「……酷くないかい?」
「やい半人半霊ッ!! お前らのせいで春が来なくて困っているんだ。おっと抵抗するなら構わないぜ。私もその方が好きなんだぜ」
「フフフ、人間のくせによく言えるわね」
「頑張れよ霧雨〜」
半人半霊が刀を抜いて臨戦態勢に入った。俺? 俺は霧雨の邪魔にならないよう退避している。
「行くぜッ!!」
そして少女の弾幕ごっこが幕を開けた。
「はッ!! はァッ!!」
霧雨が出した星の形をした弾幕を半人半霊が刀で吹き飛ばした。
その間に霧雨が石灯籠の上に座って懐から何かを出そうとするが、半人半霊が斬撃を繰り出した。
「危ない霧雨ッ!!」
「ッ!? うわっとッ!!」
刹那に霧雨がジャンプして斬撃から避けたが、代わりに石灯籠が砕けた。
器物破損だな……。
「行くぜッ!! 彗星「ブレイジングスター」ッ!!」
いつの間にか霧雨が箒にミニ八卦炉が設置されていて急加速して半人半霊に迫った。
「ッ!?」
そして二人が激突した。
「……けほけほ。ぁ〜汚れたぜ」
「……最後は特攻かよ……」
「……申し訳ありません幽々子様……」
半人半霊は微かにそう呟いた。ふむ、親玉は幽々子か……多分、下の名前だな。
その時、風が靡いた。
「ん……半人半霊。お前はゆっくりしてていいぜ。親玉の登場だ」
ばかでかい木の方から一人の女性がゆっくりと降りてきた。
……取りあえず言える事はだな……。
「……デカイなおい」
そう、女性特有のあの双乳がデカイのだよ諸君……しかも女性は着物だからまさか下着は……。
まぁ、孝之はどうせロリの紳士だが俺は巨乳が好きなんよはい。
「あらあら此処に来る人間は初めてじゃないかしら?」
「だろうね冥界だし」
思わずツッコミを入れた俺は悪くない。
「私にも目的があるのよ」
「目的?」
「そうよ。私を倒せば異変は解決出来るわ」
「なら早速するぜッ!!」
早くも臨戦態勢の霧雨である。
「……名前は?」
「霧雨魔理沙、普通の魔法使いだッ!!」
「フフフ……」
そして弾幕ごっこが始まった。
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