第二十二話
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きた。てか何故チルノ?
「取りあえず寒いから早く閉めてくれる?」
「……いい加減にしろよ霊夢ッ!! 春だってのに一面雪景色。冬の妖精やら妖怪やらわんさか……いい加減に認めろよ、これは異変だってなッ!!」
「はぁなせーッ!!」
チルノ五月蝿い。
「今年は春が遅れてるのよ」
「いいや、何処に犯人の妖怪がいる。異変解決、妖怪退治は巫女の仕事だろッ!?」
「……ズズゥ(お茶を飲む音)」
「〜〜あぁ分かったよッ!! 霊夢が動かないなら私がこんな異変を片付けてやるよッ!! 後で出てきてごめんなさいとか言うなよッ!!」
「ぬはッ!?」
おいおい、チルノを放り投げるなよ。
「行くぜ霊夢の兄ちゃん」
「え? 俺も行くのか?」
「当たり前だろ」
「ちょ、ま……せめて支度をさせてくれッ!!」
そして何故か霧雨と一緒に行く事になった俺である。
「バカバカバカバカバカおわァッ!?」
霧雨が箒で上昇中にチルノが罵倒していたが、雪で滑って頭から地面に突っ込むのであった。
「………」
霊夢は上昇していく俺達を見ながらゆっくりと障子を閉めるのであった。
「啖呵きって飛び出してきたのはいいが……全く見当するサッパリだぜ」
「おいおい……」
霧雨の言葉に俺は溜め息を吐いた。勢いだけかよ、魅魔は何を教えたんだよ。
ちなみに俺は霧雨の後ろで箒に跨がってる。2ケツじゃないからな。
「お、情報提供者発見だぜ」
「……ってレティか。てかあれは……」
明らかに弾幕準備中だよな。
「やる気満々だな。此処は正面突破だぜッ!!」
「いや待て。俺に良い考えがある。レティッ!!」
俺はレティに叫んだ。
「何よ誠君?」
「リリーから聞いたぞ。今年の冬に餅を食い過ぎて三キロ太ったらしいなッ!!」
「〜〜〜ッ!?」
「霊夢の兄ちゃん、茶化してどうすんだ」
「霧雨が正面突破と言ったろ? 相手がカッカしやすくなったからぴちゅらせる確率は高いぞ」
「……兄ちゃん、そのうち殺されるぞ」
「無理矢理付き合わせた霧雨が言う資格は無いぞ」
「〜〜あんたって人はーーーッ!!!」
「あれマジで怒ってるぞ兄ちゃんッ!!」
「……ちょっと失敗したな」
「失敗し過ぎだぜッ!!」
その後、レティの弾幕は何とか霧雨が撃ち倒した。
「レティ……済まん」
「ほんとそれだぜ」
パシャ。
ん?
「お、ブンヤの……」
「文か」
「どうもですお二人さん。異変解決ですか?」
「まぁ一応な」
「有力な情報があるんですがどうですか?」
文はそう
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