第1章
旧校舎のディアボロス
第22話 昼休み
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昼休み、俺は松田と元浜の二人と昼飯を食べていた。
本来ならここにイッセーを加えた四人で食べている訳だが、イッセーは今日学校を休んでいる。
あのフリードと言う名の堕神父(余りにも神父らしからぬ振る舞いからそう呼んでいる)に付けられた傷が思いのほか酷いらしく、それで休んでいる。
「しかし、イッセーの奴が風邪で休みとはな」
「確かに」
イッセーは風邪で休みと言う事になっている。神父にやられた傷が原因とは言えないからな。
「まさか!実は仮病で、町で女の子とイチャイチャしているんじゃ!?」
「何ぃッ!?」
「……やれやれ。何でそうなるんだよ?」
「だっておかしいだろ!」
「……何がだよ?」
「最近、あいつの周りには美女、美少女が多いじゃないか!」
「部長や副部長に搭城の事か?」
「さらに千秋ちゃんもだ!」
千秋もかよ。
まあ確かに、あいつは兄の俺の目から見ても、美少女の類だとは思うが。
「……たった四人じゃねえか。木場の方が圧倒的に多いんじゃねえか?」
「そう言う問題じゃねえ!」
「あいつの周りにいる事が問題なんだよ!」
「……要は羨ましいだけなんだろう?」
「「ウルセエエエッ!!」」
松田と元浜が号泣しながら叫ぶ。
「……うるせえのはお前らだ」
喧しいので手刀で黙らせる。
二人は頭を抱えながら言う。
「…………納得はしてねえがイケメンの木場やお前はまだ分かる。分かりたくねえが」
「…………千秋ちゃんも幼馴染みだから仕方ない。仕方なくないが」
「だが!俺達と同じモテない同盟の一員なのに、何故二大お姉さまのリアス・グレモリー先輩と姫島朱乃先輩に学園のマスコットの搭城小猫さんと言う学園のアイドルがいるオカルト研究部にいるッ!?納得出来ん!」
「そりゃ、部員だからな」
「「そう言う…」」
また喚きそうだったので、手刀で黙らせる。
「…………しかも、この間はリアス先輩と一緒に登校しているんだぞ!」
「……俺に言われてもな……」
あの時は暴走する千秋を止めるのが大変だった。
「ところで、明日夏……」
「……なんだよ、元浜?」
「単刀直入に聞く」
「だからなんだよ?」
「千秋ちゃんはイッセーの事が好きなのか?」
『っ!?』
なんか、元浜の質問にクラスの他の男子が反応していた。
どうやら盗み聞きしている様だ。
まあ松田と元浜があんだけ騒げば嫌でも耳に入るか。
っと言うか、反応した奴らは千秋に想いを寄せていたり、ファンだったりするのか?あいつ、人気あるんだな。
「まあ、そうだが」
事実であるので、とりあえず正直に答える。
「「っ!?……お、お兄ちゃんとして好きなんだよな……?」」
……な
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