七話
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の方に顔を向ける
「まさか、このために手加減したのですか?」
「まあね。多少動けるとはいえ、今のあんたならそこまで問題ではないでしょ。多少のハンデにはなるわ。手を出すかは好きにしていいから」
そういい、軽く伸びをして歩き出す
「さてと。私たちがいるとあの子、力を出せないだろうから出ていくわ。結果はデルボネが見てるし。ほらあんた達、さっさと行くわよ」
「すみませんが、まだあまり動けません」
カルヴァーンが立ち上がり、ティグリスと共に出ていこうとする中、カナリスがそう言いアルシェイラの方を見る
そちらを見ればカナリスが何かを期待するようにこちらを見ているので見返す
カナリスが見る。アルシェイラが見返す。カナリスが見る。アルシェイラが見返す。カナリスが見る。アルシェイラが見返す
背後でフォフォフォという笑い声が聞こえ、アルシェイラが折れた
「……連れてってあげるから、さっさと行くわよ」
「???はい!」
アルシェイラが庭園を去ってから三分ほど。レイフォンが念威端子に連れられて庭園へと入ってきた
『ここでおいとまさせて頂きます。用はあそこの方々が知っていますので。では』
「あ、ありがとうございました」
案内をしてきたデルボネに礼を言い、レイフォンはサヴァリス達の方へとやってくる
「やあ、久しぶりだねレイフォン」
「お久しぶりで……って、何があったんですか?!」
「はは、ちょっと色々あってね」
痛むからだを何とか動かしながらサヴァリスはレイフォンに応える
その様子を見て、また何かあったのかと思いながらも巻き込まれたくないので用件を聞く
「あの、僕に何の用でしょうか?」
「ああ、ちょっとね。彼と戦ってほしいんだ」
「へ?」
サヴァリスに示されたミンスを見、困惑する
レイフォンでなくとも、初対面の人間と理由もなく戦えと言われたら誰でも困惑するだろう
「ダメかな? 一応彼は了承しているんだけど」
「いえ、別にいいですけど……」
見た限り、苦労しそうではないし。正直、レイフォンからしたらその程度で済むのなら気にするほどではない
言葉と同時に体に剄をめぐらし始めたレイフォンに対し、ミンスは錬金鋼を復元する
しかし、錬金鋼を復元しようとしないレイフォンにいらだつ
「……おい」
「あ、大丈夫ですよ」
準備の用意のことでも聞かれたのかと思い、いつでも大丈夫だとレイフォンはそう返す
なめられていると思い、怒りを覚えるミンスにサヴァリスは話しかける
「言われましたけど、手伝いましょうか?」
「????っ!」
その言葉に、自分の力を馬鹿にされているようで怒りが
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