魔法先生ネギま!
0288話
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と判断したのだろう。神楽坂も多少の落ち着きを取り戻す。
「……アクセル君と委員長さんも魔法使いだったの?」
次に口を開いたのはネギ。その視線はあやかの持っている玩具のような杖へと向いている。
そのネギの質問に、俺は頷く。
「ああ。俺も魔法使い……と言ってもいいだろう。ただし俺はまだまだそれ程魔法に関して熟達している訳ではないし、あやかと……そしてここにはいないが、千鶴はようやく火よ灯れの魔法が発動するようになったという所だがな」
「え? 那波さんもあんた達の仲間なの!? ……じゃあ、もしかして夏美ちゃんも?」
「いえ、夏美さんは魔法に関しては一切知りません。アクセル君と私。そして千鶴さんだけですわね」
さすがに自分の知らないうちにクラスに複数の魔法使いがいたというのに驚いた様子のネギ。……実は魔族や半烏族等の人外が存在したり、春日という俺以外の魔法生徒がいたりするのを知ったらどうなるのだろうか。
「じゃあ、昨日のエヴァンジェリンさんが言ってたのは……」
「ええ、こういう事ですわ」
「良かったじゃない、ネギ。これであんたオコジョにならなくても……オコジョ、に……って、委員長はともかく、朝倉を放っておいたら駄目じゃない! あっという間にネギが魔法使いだって麻帆良中に広がるわよ!?」
「ええーーーーーっ!?」
今更ながらに自分の危険な立ち位置に気が付いたのか、ネギの悲鳴にも似た声が教室内へ響き渡る。
「あー、安心しろ。朝倉に関してはこちらで手を打っておいた」
「え? アクセル君が?」
「と言うか学園長が、だがな」
「……ちょっと、それって学園長がネギとエヴァちゃんの戦いを知ってるって事じゃないの?」
恐る恐るといった様子で尋ねて来る神楽坂だったが、あやかが苦笑を浮かべながらそれに答える。
「アスナさん、認識阻害の魔法も使わずにあんなに派手な空中戦を繰り広げたんですのよ? 麻帆良全体に張られている薄い認識阻害があるから大多数の住人は気にならなかったようですが、近くでそれを直接見た私や朝倉さんは話が別です」
「認識阻害?」
ん? 認識阻害の単語に神楽坂が不思議そうな顔をしているな。もしかしてその辺の事情を聞いてないのか?
「ネギ、認識阻害については?」
「あ、その……ごめんなさい」
話してなかった、か。まぁ、それ所じゃなかったというのもあるんだろうが。
「あ、でも良かったじゃないネギ。これでパートナー問題も解決よね」
「え?」
「ほら、この際アクセルにパートナーになって貰えばいいじゃない」
「ええーーーーーっ!」
神楽坂のその言葉に驚きの声を上げるネギ。
「おおっと、姐さん。それはちょっと待って欲しいんだがな」
どこからともなく
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