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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 2
劉備・孔明・鳳統・馬正
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と。い、いろいろありまして」
「は?」
「……愛紗はもうちょっと我慢することを覚えたほうがいいのだ」
「……返す言葉もない」
「あー……よくわかりませんが、わからないほうがよさそうですな」

 馬正さんがそう言って苦笑しています。
 馬正さん……空気読める人ですね。

「おっちゃんはどうかしたのか?」
「あ、そうでした。実は、盾二殿の部屋の竹簡を倉庫まで運んでもらう人を探しておりまして。もう何人かに声はかけたのですが、もう少し集めようとしていた次第」
「……盾二様の竹簡ですか?」
「あ、復活したのだ」

 こほん……鈴々ちゃん、めざとい。

「ええ。さすがに部屋が埋まるほどになってきましたからな。不必要な竹簡を倉庫に移すのと、それを整理しなければなりません。そういうわけで……」
「みなまで言うな。手伝えばいいのだろう?」
「はは、さすがは関羽殿。お願いできますか?」
「ああ。ちょうど一区切りついたしな。鈴々はどうする?」
「うーん……これから鍛錬しようかと思っていたのだ。でも、お兄ちゃんの手伝いなら鈴々は喜んでするのだ」
(かたじけな)い。では、いきましょうか」

 あ、あれ?

「あ、あの……」
「ああ、雛里殿は結構ですぞ。まだお仕事が残っておいでのようですし。では……」

 そう言って馬正さんは部屋を出て行きました。

「では行ってくる」
「行ってくるのだー」

 その後を二人が追って部屋を出ます。
 私は一人、ぽつんとその場に残されました。

(……なんか寂しいと思うのは贅沢なんでしょうか?)

 益体もないことを考えつつ、その場に座って溜息を吐く。
 と――

「あ、忘れていたのだ」
「あう!?」

 鈴々ちゃんが戻ってきました。

「雛里」
「な、なんでしょう……?」
「涎拭くのだ」




  ―― 劉備 side ――




 カキカキ。
 えっと……この数とこの数がこうなると。

「ふう……終わりっと」

 書き終えた竹簡を机の上に広げて墨を乾かす。
 今日の分の竹簡は、今ので最後だった。

 すでに乾いた竹簡を巻き、処理済の盆へと重ねる。

「いー、ある、さん、すー……うん、数え間違いなし」

 最後の竹簡も、墨が乾いたことを確認して盆へと乗せた。

「霞さーん? こっち終わりましたよ?」
「おお、わかったわ……こっちも、もう終わるで」

 残りの竹簡はあと一つか二つ。
 なら……

「じゃあ、これもやりますね」

 そう言って未処理の竹簡をひょいっと取って机に向かう。

「と……すまんなあ。陳情まで処理させて」
「いえいえ……これもお仕事ですから」

 そう言って竹
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