魔法先生ネギま!
0287話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
にもそろそろ登校してくる生徒も増えるじゃろうしのぅ」
この話し合いも、近右衛門のその言葉で終了となった。
朝倉が軽く頭を下げて学園長室を出て行くと、その後に続くあやか。そして後に残ったのは俺と近右衛門だけとなる。
「で、ネギに関してはどうする?」
「どうするとは?」
「いつ俺が魔法生徒であると紹介するかという事だ」
「ふーむ、そうじゃな。どのみちアクセル君の件に関して話す必要があるというのなら、タイミングは君に任せよう」
「了解した」
ネギに俺の事や昨日の件について話す以上は、朝倉の問題に関しても話す必要があるだろう。そうなると、近右衛門の話は納得出来るものがある。
「ちなみにだが、エヴァとの模擬戦に協力して欲しいと言ってきたら……どうするんだ?」
昨日はエヴァに恐怖を植え付けられたようだし、もし俺が魔法使いであるとネギが知った場合は助力を頼んでくる可能性が高い。まさか、真祖の吸血鬼相手に魔法学校を卒業したばかりのひよっ子が一人で勝負を挑むなんて真似はしないだろう。
「うーむ、そうじゃな……その場合は条件付きで認めようと思っておるが」
「条件?」
「うむ。まずは当然の事ながらアクセル君は魔法以外……いや、この世界にある技術以外の使用を禁止する」
近右衛門のその言葉に小さく頷く。
スライムや空間倉庫、念動力といったこの世界にない技術を使えばネギが俺を魔法生徒以外の何者かであると怪しむ可能性もあるのでそれについては理解出来る。
まぁ、スライムは無詠唱の召喚魔法とか誤解させる事も可能らしいが……
「それと、エヴァには吸血して操るのを許可しようと思う。もちろん3-Aの生徒限定じゃし、何らかの後遺症が残るような真似を許すつもりはないがな」
「本気か?」
「うむ。アクセル君程の戦力がネギ君側に付くのじゃ。それくらいの許可は出さないと不公平じゃろう」
その言葉で、この世界の吸血鬼というのは俺の知ってる型月世界のものとは全く違うというのを思い出す。
それに以前エヴァに聞いた話によれば魔法薬による治療で吸血鬼化をあっさり解除するのも可能らしいしな。
「しかし、随分と思い切った真似をするな」
「何、純粋に手の数の問題じゃよ。ネギ君とアスナ君。それに対してエヴァと茶々丸君というのが現状の戦力じゃ。じゃが、これにアクセル君がネギ君側に付けばエヴァの方も手が回らないじゃろうて。本来の実力を発揮出来るのであれば人形を使ってどうにでもできるじゃろうが、現在は登校地獄の呪いで魔力を大幅に封じられておるしのう。それに、不確定ではあるが朝倉君や雪広君。那波君もネギ君側に付く可能性があるじゃろう?」
なるほど。そう考えると確かにテコ入れという意味では吸血して操らせるというのはありかもし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ