暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
龍を召喚せしめたる男の御話・V
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
でも、願いや望みは無限なる流れの一つとなってあの子を見守る」

もう消えてしまった自分のかつての使い魔、リニスの言葉に頷く。選択はやがて希望を生み出し、希望は次を生み出す。連鎖を起こすのは今を生きる者にしかできない。いや、してはならない。

「さあ、プレシア」「私たちは道を示したよ?」「選ぶのは貴方です」
「私は・・・」





「―――!―――さん!」
「あ、れ・・・」
「お母さん!しっかりして!私を置いていっちゃ嫌だよ!?」
「・・・私、そうか・・・」

目が覚めたら視界には床が広がっていた。どうも文字通り床に伏していたようだ。体を起こすと定期報告に来たのであろうアリシアのクローン・・・フェイトが涙目になりながらこちらを覗き込んでいた。何やら早とちりしているようで意識を取り戻した私を見てほっとしている。

「フェイト」
「は、はい!」

怒られるかもという恐怖と言う事を聞かなければという使命感に体を硬直させるフェイト。
ああ、今までの私はどうしてこんな簡単なことが出来なかったのか。どうしてこの子を・・・自分の娘と認められなかったのか。夢とも現実とも知れない場所で人の魂の本質を垣間見たプレシアは、自分の過去を「馬鹿をやったなぁ」と笑った。同時に何故自分がそう考えたのかも理解している。

―――道は示された。ならばあとは選択するだけ・・・そうよね?


「フェイト、貴方に大切な話があるわ・・・」
「大切な話・・・?」
「いい、良く聞くのよ私は――――――













昨日発見したこのエネルギー!!これを研究したい!猛烈に研究したいのよ!!謎が謎を呼ぶ何所までも底知れない奥深き力の奔流に私の魂が惹かれるのよ!DNAに刻まれた知識欲がこの未知を暴きつくせと疼くのよ!!絶対運命さえも打ち破る可能性の塊が私に力を与える!ゴーストがもっと私に研究しろと囁くのよ!!もうジュエルシードなんてどうでもいい!どうせあんなポンコツ不完全品でたどり着けるかなんて不確定要素多すぎで試してらんないしよしんばアルハザードに辿り着いたところで滅んだ文明にある技術なんて味噌っかす程度のモノしかないに決まってるわ!私たち人類は振り向かずに前だけ見つめていればいいというのが人類を人たらしめる根源的なるあり方!!限りある命をモンゴルの鬼火のように燃やしてこのエネルギーを隅から隅まで調べ尽くすわよ!!調べるぜぇ〜超調べるぜぇ〜!!ふふふふふ天才と呼ばれた研究者の血が騒ぐわぁ!!昔取った杵柄ってやつよ!さあフェイト!!あなたもジュエルシード集めなんて七面倒臭い事は切り上げて研究を手伝いなさい!!これは決定事項よ!ついでにアルフも呼び出してフル動員の総・力・決・戦!!これが燃えずにいられるかぁぁーーー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ