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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
第二回戦第四試合 青葉女子学園vs平塚水産高等学校
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?あなたの仲間は全滅したみたいよ。」
澄は黙っているけどかなりショックだったみたい。
自分の見下した学校(チーム)に仲間たちが負けたことに。
でも勝負ではこんなことは普通にある。
それを澄は知っているはず。
『私は・・・。私は何があってもあなたを連れ帰る!!!』
澄は今まで以上に私に力をぶつけてくる。
しかしこれも予想の範囲内。
澄の行動なんか全てお見通しなんだよ。
そして平塚水産の行動もね。
「全部交わしてね。当たったら終わりなんだからね。」
「了解です。」
それにしてもさっきまでの冷静な行動が嘘みたいだよ。
相当焦ってるんだろうね。
でもゴメンね。
まだ戻るわけにはいかないの。
まだ。
「相手の隙を見て一発だけ撃って。」
「はいっ!!」
澄にはまだ成長の可能性がある。
いつかは私を超える立派な指揮官になるはず。
「準備できました。」
「タイミングを見てね。」
その時の対戦が楽しみなの!!
成長した澄とのね。
ドォーン!!!
『平塚水産高校。フラッグ車走行不能。よって青葉女子学園の勝利。』


『青葉女子学園の勝利。』
えっ?
嘘だよね。
私たちは負けたの。
あんな弱小の学校に。
そんなの嘘だ!
嘘に決まってる!!
「まだ動けるよね!」
「すいません。動きません。」
「お願い!動いて!負けるわけには行かないんだから!!」
「隊長。無理です。」
そんな。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん。」
私たちは大切な人を取り戻すことも出来ないなんて。
そんな。
「大丈夫ですよ。チャンスはまだあります。」
「そうですよ。」
みんなが泣くのを堪えて私を励ましてくれる。
他のみんなが泣くのを我慢してるのに私だけがなくなんて。
そして本来励まさないといけないのは私なのに。
「み・・んな・・。ありがと・・う。」
私は泣くのを堪えてみんなに顔を向けた。


「青葉女子学園の勝利です。」
「「「「「ありがとうございました。」」」」」
私はすぐに澄のもとに向かった。
澄は挨拶が終わるとすぐに待機室に戻ってしまった。
「澄。」
「れいな。」
「おいで。」
「れいなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
まさか泣くなんて。
「どおして戻ってきてくれないの?私は玲菜が大好きなのに。」
「私もよ。」
「ならどおして。」
「澄と協力してやるのは本当に大好きだった。でも私がいると澄の才能を殺してしまっているの。それがもったいなくて。」
「私の才能なんてどーでもいい!!玲菜と一緒にいれるならそんな才能いらない!!」
泣きながら叫んでる。
「そんなこと言わないの!!!貴女は私が認めた立派な指揮官なのよ!自信を持ちなさい!!!」
「・・・・・はい。」
「わかればいいの。またや
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