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八条学園怪異譚
第三十二話 図書館その九
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「そう、あの人は特別なのよ」
 茉莉也もこう言う程だった。
「仙人じゃないかしら、本当にね」
「その可能性は充分過ぎる程ありますね」
「妖怪化しているかも知れませんね」
 皆でこんなことも言う、そして。
 二人はその夜にもう一度図書館に行った、するとその前にいたのは。
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