TURN75 ベルリン講和会議その八
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せてくれよ」
「だといいけれどね」
「総統にお任せします」
プロイセン妹もドイツ妹もとりあえずこれで納得した。そしてだった。
二人は自分達の席に着いた、ドクツがホストの席であり彼等から見て右手がエイリス、左手がイタリンだった。向かい側はソビエトだ。
そのドクツの中央の席にドイツ妹とプロイセン妹を左右に置いて座っているのがヒムラーだ。彼は軽い物腰でそこにいて言う。
「まあ気楽にいこうか」
「気楽に、ですか」
「これからの欧州のことを決めよう、新生連合国のことをね」
ドイツ妹に腰を捻って上半身を向けて言う。その目はまだ誰も気付いていないがレーティアとは違い妖しい光を放っていた。ベルリンでの会議が今はじまろうとしていた。
TURN75 完
2012・12・14
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