暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第6話 イッセーの覚醒、そして新しい仲間
[7/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「部長。持ってきました」

 ズルズル引きずる音させ、気絶したレイナーレを引きずって子猫ちゃんが来た。

「ありがとう、子猫。さて、朱乃」

「はい」

 朱乃さんが手を上へかざす。すると、宙に水らしきものが生まれてくる。
 宙に生まれた水の塊を朱乃さんは倒れているレイナーレへ被せた。

バシャッ!

水音のあと、「ゴホッゴホッ!」とレイナーレが咳き込む。

「朱乃、もうここはいいわ、彼女をお願い」

「わかりました」

 朱乃さんはアーシアのところにいく。
 それを見送り、視線を再びレイナーレにむける。
 気がついたのか、ゆっくり目を開けたレイナーレ。それを部長が見下ろす。

「ごきげんよう、堕天使レイナーレ」

「・・・・・グレモリー一族の娘か・・・・」

「はじめまして、私はリアス・グレモリー。グレモリー家次期当主よ。短い間でしょうけど、お見知りおきを」

「・・・・・してやったりと思っているでしょうけど、残念ね。私に協力してくれている堕天使がいるわ。私が危うくなったら彼らは助けに―――」

「彼らは助けに来ないわ。堕天使カラワーナ、堕天使ミッテルト彼女らは私が消し飛ばしたから」

「!それでも、まだドーナシークがいる、彼が助けに来るわ」

 強気の態度を崩さないレイナーレ。そこへジオが前に出てきた。
 ジオを見てレイナーレは体を震えさせた。

「おう、さっきぶりだな。残念だけどな、おまえが期待しているそいつは俺が倒したぜ」

「嘘よ!」

 レイナーレは上半身を起こし、部長とジオの言葉を強く否定した。
 部長は懐から二枚の黒い羽を取り出し、レイナーレに見せた。

「これは彼女らの羽よ。同族のあなたなら見たらわかるわね?そしてジオの言うことも事実よ、私が彼が堕天使を消し飛ばしたところを見たわ」

 羽と部長の言葉を聞き、レイナーレは愕然とした。

「以前、イッセーが堕天使に襲われてから、堕天使が複数この町で何かの計画を立てているのは察していたわ。けれど、それが堕天使全体の計画だと思って、私は無視したわ。でも、何やら突然こそこそと動き出したと耳にしたから、私は朱乃を連れて少しお話をしに行ったの。そしたらすんなりとあなたの独断専行だと吐いてくれたわ」

「部長は滅亡の力を有した公爵家のご令嬢、若手悪魔の中でも天才と呼ばれる実力の持ち主なんだよ」

 と、主を褒め称えるように木場が言う。

「別名『紅髪(べにがみ)滅殺姫(ルイン・プリンセス)』と呼ばれるほどの方なのですよ?」

 うふふと笑う朱乃さん。
 部長が俺の左腕の籠手に視線を向けた。

「・・・・赤い龍。この間までこんな紋章なかったのに・・・・。そう、そういうこと。堕天使レ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ