暁 〜小説投稿サイト〜
とあるの世界で何をするのか
第十九話  初春、頑張る……いや、頑張った
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能力があったはずなので、今は150個ぐらいになっているのだろう。

「色々あるけど……使えそうなのは……えっ?」

 順番に確認していくと、何か見たことのある能力名が目に入った……いや、実際に目で見てるわけじゃないんだけど……。能力名は視覚阻害(ダミーチェック)、超電磁砲アニメで常盤台狩りの眉毛女が使っていた能力である。確か、この能力が登録されているのは一人だけだったはずなので、既に彼女がレベルアッパーを使用しているということだろう。

 そう言えば、超電磁砲アニメでは最初のときから事件を起こしたのがレベルアッパー使用者という設定で、逮捕されたときに携帯音楽プレイヤーを持っている描写がされていたりしたのだが、今のこの時点で量子変速(シンクロトロン)発火能力(パイロキネシス)視覚阻害(ダミーチェック)と、レベルアッパー事件の前に関わってくる能力者がレベルアッパーを使用したことになるわけだ。……いや、そう言えば、量子変速(シンクロトロン)に関しては事件を起こした犯人と別に、既に意識不明になっていてアリバイがあった女性が同じ能力だったので、ここに入っている量子変速(シンクロトロン)はその人の能力だろう。あ……確か姉御って呼ばれてて、能力名は忘れたけどコンクリートか何かを動かせる人が居たんだっけ。

 能力名は一応最後まで確認してみたが、特にこれといった能力名が見つからなかったので7番目の能力を元に戻しておく。そして、そのまま何気なく学園都市製超能力の項目を見てみると、『7つ』の下にもう一つ追加されて『8つ』という値が出来ていた。すぐ『8つ』に設定してから、追加された『能力名8』を見てみると、デフォルトで入っていたのは『量子変速(シンクロトロン)』だ。確か最初に見たときもデフォルトで入っていたのはこの能力だったと思う。ということは、もしかするとレベルアッパーの使用順に能力名が付けられていて、一番目から順番にデフォルトで入ってくると考えれば、レベルアッパーを最初に使ったのは鎖帷子(くさりかたびら)みたいな名前の、虚空爆破事件の時に既に意識不明になっていた人なのかもしれない。

 取り敢えず8番目の能力に何を持ってこようかと悩むところではあるが、これからの季節に使えそうな冷却能力(クールマスター)を入れておくことにする。少なくとも名前からして温度を下げることができる能力のはずなので、これから暑くなってくる季節には役に立つだろう。

 しかし、いつの間に8つまで能力が使えるようになっていたのだろうか。最初に気付いたときにはすでに7つまで使えるようになっていて……いや、最初の設定は3つまでしか使えなかった。でも、その時には7つまで設定できるようになっていたので7つに設定したのだが、恐らく俺がマルチスキルを身につけたときには3つまでしかなかったのだ
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