魔法先生ネギま!
0286話
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を見られたんだが……」
「……本当かの?」
さすがに一般人に魔法バレをするのは避けたいのか、近右衛門の声が低くなる。
「ああ。ネギとエヴァの空中戦を思い切り間近で見ていたらしい。取りあえず今夜はネギがエヴァの怖さを肌で感じて泣いてしまったおかげで、魔法に関して追求するといった事は無かったらしいがな」
「ちなみに、その生徒の氏名は?」
「朝倉和美」
「ひょっ!? それってもしかしてまほら新聞の記者をしている彼女かの?」
朝倉、学園長にまで名前が知られているとはな。
「ああ。それでどうする? この場合はやっぱり記憶消去か?」
「それが正しいんじゃろうがのぅ。……アクセル君としてはどう思う?」
「記憶消去は確かに好みじゃないが、この場合は逆効果……とまでは言わないがそれ程意味がないかもな」
「何故じゃ?」
近右衛門に聞かれ、先程自分が感じた内容を話していく。
「……うーむ、確かに普通にありそうな話じゃ。じゃが、このままという訳にはいかないぞい?」
「ああ、それは俺も理解している。そこで、明日の朝早くにでもその件について朝倉、俺、エヴァ、学園長。後、学園にいるのなら高畑の5人で相談したいんだがどうだ?」
俺のその言葉に数秒近右衛門が沈黙し、やがて溜息を吐き出す。
「うむ、よかろう。タカミチ君に関しては現在出張中じゃから4人で、となるの。もっともエヴァが面倒くさがらずに来るかどうかは分からんが」
まぁ、確かに封印されているとは言っても吸血鬼は吸血鬼。朝が苦手なのはしょうがないか。
「ならエヴァに関しては来たらという事にしておくか。朝倉に対しての連絡はどうする?」
「うーむ、本来ならタカミチ君かネギ君に頼む所なんじゃが……」
高畑は現在出張中で麻帆良に不在。ネギに関しては出来れば秘密にしておきたい、か。
「分かった。なら連絡はこっちで取らせて貰う。明日の午前7時に学園長室でいいな?」
「うむ、そうしてくれると助かる」
近右衛門との会話を終了して電話を切ると、あやかの方へと視線を向ける。
「聞いてたな。明日の朝に学園長室で朝倉の件について話し合う。朝倉に対してその辺を話しておいてくれ」
「ええ。それは構いませんけど……記憶の件は大丈夫なんでしょうか?」
俺の言葉に心配そうな表情をするあやか。確かにあやかや千鶴は俺のおかげで何とか記憶消去を免れているが、朝倉に関しては……という所だろう。
「ま、その辺は朝倉次第だな。己の意志を持ってこちら側に踏み込んでくるも良し、危険を感じてこれ以上踏み込んでこないと判断するも良し」
まぁ、後者の場合は近右衛門辺りに記憶消去されそうな気もするが……パパラッチと呼ばれる程の人物だけにその辺はしょうがない
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