魔法先生ネギま!
0286話
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うのはちょっと考えにくい。不幸中の幸いなのは、その場にネギがいた事か。情報を持ってるかもしれない俺と、実際に魔法を使ったネギ。どちらを重要視するかは考えるまでもないだろう。
いや、それでもいずれはより多くの情報を求めて俺の所にも来るだろうが。
「で、その朝倉は?」
「さすがに泣いているネギ先生に対して質問責めにするのは気が咎めたらしく、大人しく寮に戻りましたわ。……もっとも、後日この件についての話は聞かせて貰うと言っていましたが」
「なるほど。なら朝倉の方は暫くは大丈夫か。……にしても、神楽坂にもう魔法がバレていたとはちょっと予想外だったな」
「ええ、あの様子では相当前から知ってたようですわね」
まぁ、それに関してはあやかも人のことは言えないだろう。と言うか、魔法に関して知ったのは3ヶ月程前になるあやかの方が早いのだから。
「で、結局俺とあやかに関しては?」
「そちらに関しても、後日との事で……」
さて、どうしたものか。本来なら記憶操作とかそういうのは好みじゃないんだが、それに目を瞑って朝倉の記憶を操作してもらうというのはありか?
「いや、無理だな」
正確には余り意味が無さそうだというのが正しい。言うまでもなく、魔法学校を卒業したばかりのネギは魔力のコントロールがそう上手くはない。最近は収まってきたが、何かちょっとした事で武装解除の魔法を暴発させているのがその証拠だろう。そして朝倉は常にスクープが無いかを探っている根性の据わったパパラッチ……もとい、記者だ。この組み合わせを考えると、ここで記憶を操作してもそのうちまたバレそうな気がする。
となると、裏側に引き込む?
その方法がベストではなくても、ベターではあるのだろう。だが、何も知らない一般人を多かれ少なかれ危険な魔法に関わらせるのはさすがに気が引ける。
中学生とは言っても、既に14〜15歳。昔で言えば元服……いや、女子中学生であるのを考えると裳着と言うのか。特に3-Aでは精神的にとても子供とは思えない人物も多くいる。朝倉に関してもその1人だろうし、本人がきちんと危険を認識した上でこちら側と関わってくるのならそれはそれでありなのだろうが。
「一度、会って話す……いや、その前に学園長とだな」
「アクセル君?」
あやかの不思議そうな表情を横目に、携帯を取り出して登録されている近右衛門の番号を押す。
数秒の呼び出し音の後、電話に出る。
「もしもし、学園長か。俺だ、アクセルだ」
「何か用かの?」
「しらじらしい。先程ネギとエヴァがぶつかったのは知ってるな」
「うむ。なにしろ派手にやってくれたからのぅ」
「その件で魔法を知っているあやか、千鶴。魔法をバラす予定の近衛、神楽坂以外の全く関係の無い人物にネギが魔法を使ってる所
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