第3話 自分で撒いた種は自分で刈り取ろう。でも内容によっては無理しないように
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するターミナルは地球と天人を繋ぐゲートの様な物だ。だが、それでも異世界へ繋がる事は出来ないのだ。
ターミナルと言えども万能ではないのである。
だが、それに対し銀時は不敵な笑みを浮かべていた。
「甘いぜぇぱっつぁん。お前は天使甘栗よりも甘い。ターミナルなんざはなから使う気はねぇよ」
「じゃ、どうするつもりだったんですか?」
「源外の爺に頼むんだよ。あの爺なら異世界へ飛べる装置を作る位朝飯前だろうが。良く他のところでも作ってるだろう? あれで飛ぶんだよ」
「メタ発言止めぃ!」
確かにメタ発言ではあるが、銀時の言い分は強ち間違ってはいない。天才からくり技師である平賀源外であればその類をもしかしたら何かの間違いで作っちゃったりしちゃったりするかも知れない。そんな淡い期待があったのだ。
「うし、そうと決まったら善は急げだ! お前等支度しろ。今すぐ源外の爺んとこ行ってその時空なんちゃらって所に乗り込みに行くぞ!」
「オッケェイ!」
確証はないが今の所それしか方法はなさそうだ。そんな訳で三人満場一致する。一方で、一人だけ置いてけぼりを食らう少年は寂しそうに座っているのであった。
「そう言えば、ずっと聞き忘れてたんだけど、君名前は?」
「どうせ適当な名前で良いじゃねぇか。この際【ああああ】で良いだろうよ」
「違いますよ! 僕の名前は【ユーノ・スクライア】って言います。スクライアは部族の名前ですからユーノが僕の名前です」
「また偉く堅苦しい名前だなぁおい」
まぁ、そんなこんなでユーノを交えた一同は一路、万事屋を飛び出し源外の待つ工房へと向うのであった。
つづく
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