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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
模擬戦
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を見ると確かに残りは1分を切っていた。

 それをみた聖はシグナムに提案した。

「どっちが競り負けるか勝負といきましょう、シグナムさん」

「いいだろう」

 シグナムも乗り気だったようで二人はそれぞれの愛機を鞘におさめる。

「レヴァンティン!!」

「安綱!!」

 二人が同時に叫ぶとカートリッジが同時に吐き出される。

 またも訪れる沈黙。

 それは二人の声とともに破られた。

「紫電一閃!!」

「聖龍煌牙!!」

 同時に繰り出されるそれぞれの技。

 シグナムの斬撃は紫色の炎を帯びながら聖を飲み込もうとする。

 対する聖の斬撃は銀色の光の牙のようなものが生み出される。

 二つの技がぶつかり合った瞬間すさまじい轟音が辺りを包んだ。

 魔力がぶつかり合いそれが炸裂したのだ。

「ぐぅ!!」

「くぁ!?」

 その衝撃により飛ばされた二人だったが再度体勢を立て直しそれぞれを見て、再び剣と刀がぶつかり合うところで終了を告げるアラームが鳴った。

 するとシグナムは笑みをこぼしながら聖に言った。

「いい戦いだった。また手合わせ願いたいものだお前とは」

 シグナムの言葉に聖も若干嬉しくなったのかポリポリと頭をかきながら苦笑した。

「い、いえ。こちらこそよろしくお願いします」

 そういうと二人は地上に降りた。

 地上に降りるとはやてたちが待っていた。

「いや〜。お疲れさんや二人とも。怪我ないか?」

「いえ。大丈夫です」

 シグナムが答えると聖も「大丈夫だ」と答えた。

「そかそか。それにしても二人の戦い見ごたえあったなぁ。なぁなのはちゃん、フェイトちゃん?」

 はやてが二人のほうを見ると二人とも頷いた。

「うん。最初のほうはシグナムさんが押してるかなって思ったけど聖君も最後のほうで巻き返してきたよね」

「そうだね、紫電一閃とぶつかり合ったときの技もただ強いだけじゃなくてなんていうか……ずごくきれいだったし」

 それぞれの意見を出しながら二人は戦闘に感嘆していた。

 すると聖の横にヴィータがやって来て小声で言ってきた。

「おい聖。シグナムには気をつけとけよ……あいつ見かけによらず戦闘好きだからまた吹っかけてくるぜきっと……」

 そこまで言ったところでシグナムが口を開いた。

「ヴィータ。……何か言ったか?」

「なんでもねーです……」
 
 シグナムの視線でさすがのヴィータも尻すぼみになってしまった。

 その様子に聖が若干苦笑いを浮かべているとはやてが声をかけてきた。

「なんだよはやて?」

「ん〜となさっきの模擬戦は一種の適性検査だったんよ」


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