第十四章 地獄からのメッセージ
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ます?三階に食堂があるんですが、調理するには材料が必要でしょう。その食材を都内の業者、コスモフーズから買い入れています。そのコスモフーズの配送所が練馬にあります。そこの横尾という運転手に5万円包んでください。地下駐車まで運んでくれます。」
「有難うございます。本当に感謝します。」
「それより龍二さんによく言っておいて下さい。僕の放浪癖もこれが最後になると思います。では、この辺で。」
石井はすぐさまそのコスモフーズの番号を押した。
「はい、コスモフーズです。」
「もしもし、運転手の横尾さんの友人の磯田と申しますが、横尾さんをお願いします。」
「生憎、もう帰りましたが。」
「もしよろしければ、家の電話番号か住所をお教えいただけませんか。」
「申しわけないですね。個人情報は本人の承諾がないと教えられないんですよ。明日朝には出勤します。明日電話してもらえませんか。」
あっけなく電話は切られた。104で探そうかとも思ったが、横尾という苗字は何千となく登録されているだろう。まして東京都内とは限らない。千葉、埼玉、神奈川、どこから通っているかもわからないのだ。がっくりと石井は肩を落とした。
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