番外編
番外編3:地上本部攻防戦
第4話
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ようなものの下には,以前の戦闘で現れた
戦闘機人と同じ服を着こんでいるのが見えた。
「・・・戦闘機人」
スバルは小さくそう言うと重心を低く構える。
「さっきの爆発はあなたが起こしたの?」
「だったらどうだと言うのだ」
ティアナの問いに銀髪の少女は表情のない顔を変えずにそう言う。
ティアナは数度瞬きすると,先ほどよりも大きな声で宣言する。
「管理局施設の破壊行為および危険魔法使用の容疑で拘束します。
おとなしく投降しなさい!」
「くく・・・。お前たちが私を拘束する・・・だと?
できるものならやってみるがいい」
少女はそう言ってせせら笑う。
[ティア,行くよ!]
[ええ,先ずは様子見ね。援護するから突っ込んで!]
[了解!]
スバルはそう言うと,少女に向かって走り出す。
同時にティアナはいくつかの魔力弾を生成すると,少女に向かって飛ばした。
少女は高速で接近するスバルに向かって複数のナイフを投げつける。
スバルは走行軌道を変え,難なくナイフをかわし少女に向かっていこうとした。
が,ナイフがスバルの脇を通過する瞬間,爆風がスバルを襲った。
「きゃあっ!」
爆風によって飛ばされ,壁に叩きつけられたスバルは爆発によって生じた
土煙の中で地面に手をついて咳込んでいた。
「スバル!」
ティアナはそう叫ぶとスバルの方に向かって走り出そうとした。
が,土煙の向こうから飛んできたナイフが眼前に迫っていた。
ティアナは寸前でナイフをかわす。が,ナイフとすれ違う瞬間ティアナを
先ほどスバルを襲ったのと同じような爆風がティアナをも襲う。
ティアナもまた,壁に叩きつけられ地面に倒れこんでしまう。
そんな状態でも,ティアナの頭は敵の能力分析を続けていた。
(ナイフが爆発した・・・これが,あの戦闘機人の特殊能力ってわけ?
厄介ね・・・。何とかして接近戦に持ち込めば,ナイフを爆発させる能力は
使えないとは思うけど,どうすれば・・・)
その時,ティアナに念話が届く。
[スバル!ティアナ!無事?]
預かっていたデバイスをはやてに引き渡した後,急いで2人を追ってきた
ギンガだった。
[ギン姉!]
スバルは姉であるギンガが来たことに歓喜の声を上げる。
一方で,ティアナはギンガが来たことを状況打開へとつなげる手を考える。
[ギンガさん。現在地点を送ってもらえますか?]
[ええ]
ティアナはクロスミラージュに送られてきたギンガの現在地が戦闘機人を挟んで
自分達とは反対側の壁の向こう側であることを確認すると口元に小さな笑みを
浮かべる。
(戦闘機人はギンガさんの存在には気づいてないはず・・・
私とス
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