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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
番外編
番外編3:地上本部攻防戦
第2話
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 有利に戦うための条件を整える重要な役割や。頼むで!」

「はいです!」

「あとは,私が前線に出る場合は私とユニゾンしてもらうかもしれんけど,
 基本的には前線指揮官のなのはちゃんと一緒に行動してや。
 絶対にはぐれたらあかんよ!」

「よろしくね。リイン」

はやてとなのはの言葉にリインは神妙な顔で頷く。

「わかってるです。絶対になのはさんのそばを離れません!」

リインがそう言うと,はやては満足げに笑い,次にフォワード陣の方に
向き直った。

「で,みんなはとりあえず6課の配置箇所で待機で,
 リインの指示に従って戦闘参加。
 空についてはなのはちゃんとフェイトちゃんにお任せになってまうから,
 地上戦ではみんなに頑張ってもらうからそのつもりでな!」

「「「「「はい!」」」」」

はやての言葉にフォワード陣とギンガの5人が大きな声で返事をする。

「あと,ギンガ。戦闘が始まったら私は中から外に出るつもりやから,
 私のデバイスを預かっといてくれるか。中には通信機を持って入るから,
 私からの通信を受信したら,この辺で合流。頼むで」

はやてが差しだしたデバイス類を受け取りながらギンガは神妙な顔で頷く。

「了解しました。必ずはやてさんのデバイスは守ります」

「うん。頼むな!ほんなら私は会場に入るから,あとはなのはちゃんと
 フェイトちゃんにお任せするわ。ほんならねー!」

はやてはそう言うと,ひらひらと手を振りながら地上本部に消えて行った。



公開意見陳述会が始まり,機動6課の面々は警備計画上の配置箇所で
他の部隊と同様にじっと待機を続けている。
しかし,どうせ襲撃なぞ起こるはずもないとタカを括っている他の部隊とは
異なり,ほぼ確実に,しかもかなり強力な戦力をもって襲撃が行われると
考えている機動6課の面々は,周囲で談笑したりしている地上本部の
警備要員を尻目に,デバイスの機能チェックなどに余念がなかった。

「ねえ,ティア。襲撃ってどれくらいの規模になるのかな?」

スバルはマッハキャリバーの手入れをしながら,ティアナに向かって尋ねる。

「そんなの私に判るわけないじゃない。なのはさんかフェイトさんに
 聞きなさいよ」

ティアナは分解したアンカーガンを再組みする手を止めずに言う。

「さっき聞いたけど,判んないって言われた」

スバルの言葉にティアナは嘆息する。

「あんたねえ。あの2人に判らないことが私にわかると思うの?
 いいからちょっと黙ってなさいよ」

「はいはい。まったくつれないなあ,ティアは」

「うっさい!」

ティアナはそう言うと,スバルの頭に拳骨を落としていた。



スター
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