第4章 レオの思い
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過ぎなのは分かってる。だが………」
「………分かった。なら次の戦争は必ず勝たないとな」
「レイジ………良いのか?」
「全然。………それに、星詠みって要するに占いみたいなものだろ?それに俺の場合は死ぬとも出ていない、断る理由が無いよ。」
「だがワシは………」
「じゃあもし俺がピンチになったら助けに来てくれ。俺とレオ、2人なら例え巨大な魔物でも負けねえよ」
「………ふふ、そうだな」
そう言って笑顔になるレオ。
「それじゃあこの話はとりあえず終わりな。それに何時までもこの砦に居る気は無いんだろ?」
「ああ、明日城に戻る。一旦前の戦争の報酬を渡さねばならんしな」
「………ということは俺にもお金が………?」
「まあ大した戦果を挙げられはしなかったがやるつもりだ」
「よっしゃ!!城に帰るのが楽しみになってきたわ!!」
とテンションが上がるレイジ。
先ほどのシリアスな展開を吹っ飛ばすような変わりようだった。
「全く、切り替えが早いな………」
そんなレイジを見てレオを微笑んだ。
「ワシも覚悟を決めないといかんな………戦争を立て続けに起こす領主など………」
レオは零治に聞こえないように小さく呟いたのだった………
さて、城に帰りその次の日に盛大に式が執り行われ、皆それぞれ報酬が渡された。
昨日の砦でも攻防でも負け、士気的にも沈んだ感じでするのだと思っていた俺だったが意外にも盛り上がっており、結構盛大に行われていた。
「何で敗戦したのにこんなに盛大なんだ?もっと静かに行うもんだと思ってたのに………」
「いや、盛大なのはいいじゃん。それに姉上は結構負けても豪快だからな………まあ最近は負けも無かったけど………」
そういうガウル。
ガウルは昨日の戦闘を起こした張本人と言うこともあってレオにこってり絞られた様で、頭に小さなタンコブが出来ていた。
「ううっ………本当なら私達にも報酬が………」
「そやな………」
「残念です………」
「いや、お前らは3人であの親衛隊長に負けてたじゃないか………」
そんなガウル同様、おっさんにこってり絞られたジェノワーズの3人もタンコブを作りながらブルーな感じで遠くから式を見ていた。
「なんやと〜!?」
「でも事実」
「私は本気を出す前に負けてしまいました〜!」
「そうや!!私達も本気を出してたら負けなかったわ!!」
「実は私も」
「いや、だったら最初から本気で戦えよ………」
「「「うっ!?」」」
真意は定かじゃ無いか、一応ガウルに言われ何も言えなくなった。
「まあ俺はそんなことより貰った報酬何に使うかな………」
式の途中だが頭の中は既に貰った報酬の使い道で頭が一杯だったり。
「ずるい
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