第2話寝る時は部屋の電気を暗くして寝ましょう
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ぁ、問題ないと言うのは些かおかしいがとりあえず問題はなさそうだ。
だが、世の中には変態な上に職もない輩も居たりする。
「銀ちゃん。マダオの事忘れてるアルよ」
「あぁ、アイツねぇ。確かあいつ最近住み慣れた公園追い出されたそうだようなぁ」
マダオと言うのは言わずと知れた長谷川泰三である。
彼は今でこそ落ちぶれているがかつては江戸の入国管理局に勤めていたエリート中のエリートなのだ。
だが、銀時達に関わってしまったが為に職を失い、更には嫁も家も失い文字通り【まるで駄目なおっさん】略して【マダオ】となってしまったのだ。
だが、それだけならまだ問題ない。どんな逆境に陥ったとしても再起すれば問題ないのだから。
だが、この男。事ある事に銀時達と関わってしまいその度に職を失ってしまう為に遂には就職すら出来なくなってしまったのである。
その為、最近では公園のベンチで寝泊りする生活が日常となってしまったらしく、最近では公園で遊んでいる子供達が怖がると言う理由の元公園を追い出されたと聞く。
一体今頃マダオは何処で何をしているのやら?
「噂だと何処かの樹海に消えていったみたいですよ」
「何でまた樹海に?」
なのはの言い分に首を傾げる銀時。その言い分の趣旨が分からないメンバーは首を傾げているのだが新八だけはその意味を理解していたのか青ざめていた。
「ま、まさか……長谷川さん。じ、じ……」
「何でも樹海でゼロ円生活に挑戦しているみたいなんだって。お金がないならお金を使わない生活をすれば良いって意気込んでたよ」
「あ、そう」
少しでも緊迫した自分が馬鹿だと新八は悟った。まぁ、何はともあれ無事であるならば越した事はないのだが。
「おいおい、一体何処から話してマダオの話になったんだぁ? 確か俺等懸賞金をゲッツする為に化け物退治に出かけた筈だろう?」
「その話を切り出したのって銀さんですよねぇ」
とにもかくにもである。此処は何としてもその化け物を仕留めて懸賞金をがっぽり頂く事が先決だ。
フニャチンゴリラやマダオの事などこの際お構いなしで行こう。今は変態や馬鹿よりも金が大事なのだ。
「銀ちゃん。私凄い眠いアルよ。ちょっと此処で寝ても良いアルかぁ?」
「駄目だ。化け物を倒したら好きなだけ惰眠を貪っても良いが今は止めろ。相手はどんな奴だか分からない以上お前の馬鹿力が頼りだ」
そうは言うが実際銀時もかなり眠い。本来なら既に眠っている時間なのにこうして起きているのだからかなり体には悪いのだ。
既に神楽もうつらうつらとしているしなのはに居たっては半分寝ている始末だ。
新八はどうにか無事のようだがはっきり言って新八は余り当てに出来ない。やはり此処は自分と神楽が肝だと言えるだろう。
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ