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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第25話 妖怪大戦争(前編)
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たらもの凄い説明文が出そうな天使やもんなぁ………このまま星ちゃん達の所まで行くったらこの天使達も連れて行く事になるやろうし………仕方あらへん、ここで足止めせなアカンな」
互いに頷きあった2人は並んで大群の天使達の前に立つ。
「悪いがここで行き止まりだ。ここからは行かせん」
「通りたければ私達、夜天と紫天を超えるんやな!!」
力強く答えた2人はそのまま天使の軍勢と戦闘を開始するのだった………
「落ち着いたみたいだな」
そうぬらさんが涼しい声で言ったが、他のメンバーはそうはいかない。
「はぁはぁ………」
「ルー大丈夫………?」
ちょうど中間辺りまで行って一度小休止しようとのフェイトの提案もあって休んでいるBチーム。
こちらのチームは零治達Aチームとは違い、敵とは一切遭遇せず、ただ空爆から逃げ続けるだけであったため、既に半分の地点まで達していた。
「スムーズ過ぎましたね」
「むしろロングレンジの奴等の攻撃がこっちにしか来ていないような気がしたんだけど………」
「エローシュの言う通りだ。砲撃はこちらの方だけ集中し、敵は自然とA班へと流れていったようだ」
ユニゾンを解いたエクスの言葉にこの場にいた皆が驚いた。
「そうなの!?それじゃあ助けにいかないと………」
「無駄だ、今更行ったところで時間がかかる。むしろ敵があっちに行ってくれたのはこちらとしては好都合だ。このまま頂上へ行きロストロギアを止めた方が良い」
「だけど………」
そんなエクスの判断に納得できないエリオ。
「ってかエリオ、ぶっちゃけ有栖家の人達も含めてあのSランクオーバーの人達が簡単にくたばると思うか?むしろ無双状態で暴れまわっている光景しか思い浮かばないぜ」
「無双状態は言い過ぎだと思うけど確かにエローシュの言う通りかもね」
「そうだね、零治君達もそうだけどはやても『これまでの鬱憤を晴らすでぇ………』とか小さく呟いてたっけ?」
そんな物騒なフェイトの言葉に次第に笑い合うBチーム。
「そうだね、結界が壊れる位暴れちゃう前に何とかロストロギアを回収しないといけないね」
「うむ、そうと決まればさっさと行こうかの。終わった後は皆で酒盛りじゃ!!」
そんなぬらさんの言葉に頷きながら立ち上がり再び頂上へ向けて出発するのだった………
別荘………
「あっ、加奈ちゃん!!」
「アリサ、すずか!!久しぶり!!!」
深夜回って0時15分。やっと別荘に着いた加奈は出迎えてくれたアリサとすずかと再会を喜んでいた。
「………ってあれ?ダメっ子の3人は?」
「ああ、さっきまでここに居たんだけどね………何処に行ったのかし
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