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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第25話 妖怪大戦争(前編)
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作ってもらいそこで寝ている。

そんな風に何とか戦線を維持し続けてきたキャロと優理だったがもはや我慢の限界だった。

「星いい加減にして!!そんなだとレイに見捨てられちゃうよ!!レイ、前言ってたもん。『心が弱い奴は俺は嫌いだ』って」
「えっ、優理?」

いきなりそんな事を言う優理に驚くキャロ。優理の嘘であるが当然信じるとは思わなかったからだ。

「嫌い………?」

しかしかなり動揺していた星は簡単に優理の言うことを信じた。

「うん、私がレイだったら今の星見たら真っ先に嫌いって言うけどね」

そんな冷たい言葉に先ほどまで震えていた星がピタリと止まった。

「星、やっと正気に戻っ………」

してやったりと言った顔で星を見た優理だったが、星の顔を見て、その顔が一瞬で強ばった。

「………レイと一緒じゃ居られなくなる………?嫌い………?そんなの許さない………」

星のすぐ隣まで来ていた翼の生えた黒い馬が、一瞬何が起こったのか分からない程の速さで地面へと落ちながら燃え尽きた。

「………星?」
「優理、私の権限でリミッターを解除します。私とレイの邪魔をする者は全て灰にします」
「えっ、はい………」
「行きますよ、優理、キャロ」
「「は、はい………」」

あまりの恐怖に自然と星の言葉に従う優理。
そこからはまさに地獄絵図と言った光景が続くのだった………












「皆もっと速く駆け上がって!!」
「エローシュ遅れてる!!」
「が、ガリュー、俺もルーちゃんみたいに連れてって………」
「わはは!!派手にやっているの!!」

そう言って大はしゃぎしながら上ヘと進んでいくぬらさん。
今、Bチームの面々は止まっている余裕が無かった。
戦場みたいに先ほどから爆発が色んな場所から巻き起こり、それに巻き込まれまいと一生懸命逃げていた。

「やるのぉ、遠距離組のメンバーは!!」
「これ、一体誰の攻撃なんです!?バカみたいに高い魔力がいくつも森を燃やし尽くす勢いで爆発してるんですけど!!」
「エリオ落ち着いて………きゃ!?」

ルーテシアの目の前で爆発が巻き起こる。

「………あれ?」
「危ない危ない………」
『だが、このペースだと実際着いてから魔力が持つかどうか………優理の奴、ただ者ではないと思ったがこれほどとは………』

エローシュがルーテシアの目の前に盾の様な平らにしたクリスタルを素早く展開したお陰で難を逃れたルーテシア。
実はフェイトを含め、B班全員無傷でこられたのはエローシュとエクスの援護のお陰もあった。

「おっと………!!」

ただしぬらさんだけは別で自分で避け続けていたが、他のメンバーはそう言う訳にはいかず、エローシュが守
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