第9話『平凡な日常とドンマイ銀髪君…後編』
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私もそう思うの
するとツバサちゃんが
「食べる……?」
お弁当をこっちに寄せて聞いてきたの
すると
「じゃーみんなでおかずの交換しよっか」
すずかちゃんがおかずの交換をしようと提案して
「いいわねそれ」
「うん。やろうやろう」
「わかった……」
全員が頷いたの
みんなで色々交換して食べていると
すずかちゃんのお弁当の中に入っていた
少しピリ辛の野菜炒めをツバサちゃんが食べて……
「かるぁい…」
口を開けて涙目になっていたの
私たちは慌ててお茶をツバサちゃんに渡すと
ツバサちゃんはコクコクとコップのお茶を飲みほして
「からいの…きらい……」
涙目のままそう呟いたの
その後、私たちも食べてみたけど少しピリッとするだけで
そこまで辛くは無かったの
どうやらツバサちゃんは辛いのがかなり苦手みたいなの
そして涙目のツバサちゃんは凄く可愛かったの…
5時間目:算数
5時間目は私の得意な算数の時間なの
先生が前で教科書を読みながら説明して黒板に問題を書いていたの
私がその問題をノートに書き計算している隣で
ツバサちゃんは凄く眠そうな顔でウトウトしていたの…
すると先生が
「不知火ーこの問題を解いてみろー」
と言ったの
ツバサちゃんはさっきまでウトウトしていて
先生が黒板に書いた問題を全く計算して無かったので
仕方ないから私はツバサちゃんに答えを教えてあげようと
計算したノートを見せてあげようとしたら
ツバサちゃんは一瞬黒板の問題を見た後
「3……」
すぐさま答えたの
しかもそれは私が解いた答えと同じだったの
「正解だ…が…途中式を黒板に書いてみてくれないか?」
先生はツバサちゃんが適当に答えたのだと思って
黒板に『途中式も書け』と言ったの
するとツバサちゃんは立ち上がって黒板の前に行き…
なんかXとかYとかの記号を使いながら
よくわからない計算をしていたの…
そして最後に『=3』と書いて先生に
「これで…いい……?」
合ってるかを聞いていたの
「間違ってはないんだが…出来れば今教えてるやり方で解いて欲しかったな……」
先生の言い方だとツバサちゃんがやったやり方は
私たちがまだ習っていないやり方だった見たいなの……
こんな感じで今日の授業はツバサちゃん驚きっぱなしだったの
今日の帰りアリサちゃんとすずかちゃんはバイオリンのお稽古
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