第8話 魔導師となる
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を引かれないわけが無く、ファリンを補助にリニスと2人で地球製のデバイスの作成に踏み切った。
忍義姉さん曰く「地球式の魔法はアナログで、ミッド式の魔法はデジタルである」だと。
そしてすぐに暴走した。
もちろんリニスも一緒に………。
さすがはプレシア謹製の使い魔である。
「夜の一族」の優れた知性と資産、あげくに「ダイオラマ魔法球(3倍速)」をどこからか手に入れ、その中に研究室を作り、現実時間で二月くらいで「地球製デバイス試作壱号」は完成した。
「試作壱号」は、現在の技術及び素材の関係で、魔導プログラム容量の上限が低く、最大3種類の魔法しか登録できなかった。なので、魔導プログラムの保管場所を1魔法1枚のカード型のプログラムメモリに変更した。 そして本体にプログラムカードを3枚搭載し、そのカードを入れ替えることによって魔法を変更可能にした。 残念ながら形状を待機状態から変更する技術はないので、掌に収まる程度の大きさにまで絞り込んだ本体、見かけはまんまスマホである。
つまり試作壱号のできることは、「バリアジャケットの登録・精製・維持」、「カード型プログラムにより入れ替える3種類の魔法の使用」の2つになる。。
次元世界に存在するデバイスとは比べるべきもない低能力のストレージデバイスだが、魔法も存在しない世界でリニスに教えを乞うて作ったとはいえ、忍義姉さんもつくづくチートである。
なお、すずかにも活性化していないリンカーコアがあり、頼まれてリニスが活性化することによって、Cランクの魔力容量のある魔導師となった。
以前からオレが修行しているのにまったく興味を持たなかったのに、すずかが何故魔導師になったか聞いたら、
「デバイスに興味があったんだけど、魔法が使えた方がデバイスのこともよくわかると思ったんだよ」
………、さいですか。
目標はデバイスマイスターなわけですね。
そんな感じで8歳の日々が過ぎて行き、年も終わりに近づいた………。
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