第8話 魔導師となる
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ちょうど真ん中に当たるAランク相当らしい。これは、時空管理局という次元世界における司法機関兼警察兼軍隊という最大組織の中で、武装局員という花形職の隊長クラスにあたり、かなり高いらしい。もっともリニスという高スペックの能力な使い魔との契約中は、その契約に魔力のリソースをかなり取られ、現在はその1つ下の武装局員クラスのBランク相当の魔力容量になっている。
それでもリンカーコアが活性化したおかげで、リニスと契約しながらでも、結果的に前(Cランク)よりも魔力容量は増えている。
で、喜び勇んで魔導師の魔法を教えてもらおうとしたけれど、魔導師の魔法を使えなかった。
何故なら、デバイスがないから。
熟練者になればデバイスが無くても魔導師の魔法を使えるらしいけど、全然話しにならない。
イメージ的には魔術師の魔術は文系で語りかける感じだが、魔導師の魔法は理系でプラグラムを走らすという感じかな。
だから現状は、精々「念話」と呼ばれる世界に満ちるマナを経由したテレパシーのようなモノが使えるぐらいだ。これはこれで便利なんだけどね。
ちなみにミッド式の使い魔の場合、作成段階の儀式魔法で演算処理能力も付与されるので、もちろんリニスはデバイスを使わずとも高度な魔法が使える。しかもリニスは全盛期の大魔導師と呼ばれたプレシアが全力全開で作った使い魔なので、オレよりも余程チートである。
結局、オレがミッドチルダ式の魔法を使おうとしたら、デバイスをどこからか手に入れるか、自分達で作り出すしかない。
幸い、リニスはこの世界でも原作と同じようにフェイトにバルディッシュを作っており、材料と設備があれば作ることは可能みたいだ。
プレシアの住み処とかどこかの管理世界に行ければ手に入るんだろうけど………。
で、まぁ、夜寝る前にリニスから魔法の座学を受けている。
いつか、デバイスを手に入れて、魔導師の魔法が使えるようになると信じて。
ちなみに、リニスのやった水見式の結果は強化系だった。
意外と脳筋かもしれん。
リニスが只の猫でないことは直ぐにバレタ。
ノエルやファリンに魔力を感知するセンサーがあってすぐにわかったみたい。
で、まぁ、忍義姉さん、すずか、ノエル、ファリンの4人にお披露目。
人間型と猫型の変身が大いにウケて何度もリニスが疲れ果てるまで繰り返したのはご愛敬。
とりあえず、オレの使い魔であることを最優先とし、猫型の時は屋敷の猫の長、人型の時はオレ付きのメイド役をすることになった。
と言っても、それは最初だけだったけど。
「夜の一族」一を誇るマッド・サイエンティストの忍義姉さんが、「デバイス」なんて言う面白いモノに興味
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