第一章
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ナツ達がガルナ島から帰ってきてから数日のこと??
ギルドに黒いローブを纏った一人の少年が入ってきた
少年の顔はフードによって見えない
皆、少年に訝しげな視線を向ける中、
少年に声をかける者がいた
「お前は何処の者だ?」
声をかけたのは妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士であるエルザだった
「???」
少年はエルザの問いに答える気は無いようで口を開かなかった
そんな少年の態度に皆は、冷や汗をかいた
エルザの問いに答えなければ
容赦なく切りかかられる事を分かっていたからだ
「貴様?答える気が無いようだな。
?なら無理やり口を開かせるまで」
エルザはそう言い魔法で出した剣を構えた
エルザが少年に切りかかろうとした、その時?
「待つのじゃ、エルザ」
そう言ってエルザを止めたのは
妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスターであるマカロフだった
「しかし、マスター」
「落ち着け、そやつはうちの魔導士じゃ」
『なっ!?』
マカロフの言葉にエルザだけではなく
話を聞いていたメンバー全員が驚きの声を上げた
そんな中、少年はマカロフに近づくと、
軽く礼をして、口を開いた
「?お久しぶりですね、マスター」
「久々に帰ってきたのう。何年ぶりだったかのう?」
「?十年になります」
「そうか、十年もたったのじゃな。
クエストはどうだったのじゃ?」
「?問題ありません、
依頼は全て達成してきました」
「そうか、よくやった」
「あ、あの、マスター?」
少年とマカロフの話にエルザが割り込んだ
「ん?どうしたのじゃ?」
「その者はいったい誰なんですか?」
「ん?ああ、そういえば皆は知らんかったのう、
ほれ、自己紹介しなさい」
マカロフは少年にそう言い、一歩前に出させた
「?俺の名前はレント・キルラインだ。よろしく」
少年?レントはそう名乗った
それを聞いたエルザは謝罪と同時に自分も名乗った
「そうか、私はエルザ・スカーレットだ。よろしく頼む。
先ほどはすまなかったな」
レントとエルザは握手を交わした
ふと、エルザは十年間何処に行ってたのか知りたくなり
レントに聞いてみた
「レント、お前は十年間も何処に行っていたのだ?
クエスト一つにかかる時間では無いぞ?」
その問いに答えたのはレントではなく、マカロフだった
「レントはS級クエストを複数同時にやっていたのじゃが、
その量があま
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