暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
19話:別れは辛いが、だからこそ再会は楽しみになる
[6/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
遇が決まり次第連絡する。大丈夫、悪いようには、絶対しないから」
「うん、ありがと」
「頼むぜ、クロノ執務官」
俺の言葉に、クロノは黙って頷く。エイミィの方から準備ができたと言われ、ユーノはなのはのツインテールの片方にしがみつく形になった。
「それじゃあ」
「うん。またね、クロノ君、エイミィさん、リンディさん」
光の向こうで手を振る三人に、返すように軽く手を振りながら、俺達は光に包まれた。
そして光が収まり、俺達は久しぶりのアスファルトに足をつけた。
「…帰ろうか、士君、ユーノ君」
「「おう(うん)」」
それからまた数日。久しぶりの我が家や学校に、少し懐かしさを感じながら過ごして。だけど、心の奥の方で引っかかるものを感じながらの数日。
まだ朝日が昇って早い段階で、俺の部屋の扉がノックされた。
「士君、起きてる?」
「ん?なのはか?起きてるぞ」
少し興奮しているなのはの声にそう答えると、なのはが扉を開けて入ってくる。
「実はさっきクロノ君から連絡があって」
「っ、フェイトのことか?」
「うん!フェイトちゃん、時空管理局の本局に移動して、事情聴取と裁判が行われるんだけど、ほとんど確実に無罪になるって!」
「そうか…」
クロノからの伝言だろうか、その言葉を聞いて俺は胸のつっかえが一つ取れ、軽く笑う。なのははさらに言葉を継ぎ足す。
「それで、その本局に移動になる前に、フェイトちゃんが私達に会いたいって!」
「っ……」
それを聞いた俺は、少し眉を寄せる。これからフェイトに会う、か……
「…わかった、今すぐなんだよな?」
「うん!私、準備してくる!」
そう言って元気そうに俺の部屋を出て行くなのは。俺はそれを見届けてからベットに腰掛け、ため息をつく。
「……フェイトと会う、のか…」
海にかかる石橋に、フェイト、アルフ、クロノがいた。俺はそこへなのはに手を引かれながら向かっていった。
「フェイトちゃーーーん!」
「ちょ、なのは体勢きつい!引っ張るな!」
フェイト達の元にたどり着くと、ユーノはなのはの肩から降りてアルフの肩へ。俺は少し乱れた制服を整えた。
「あんまり時間はないんだが、しばらく話すといい。僕達は向こうにいるから」
「ありがとう」
「…ありがとう」
そう言って離れていくクロノ達。三人だけになったこの空間で、なのはとフェイトはお互い向き合って笑い合った。
「にゃはは、なんだかいっぱい話したいことがあったのに…変だね。フェイトちゃんの顔見たら、忘れちゃった」
「私は…そうだね。私もうまく、言葉にできない」
石
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ