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正体不明の怪物
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む。しかし、ジャバウォックはミナトを腕で弾こうとする。と、それをアリス達が妨害スキルを使って動きを一時的に止めてくれた。

 その隙にミナトはジャバウォックの巨大な足に大鎌スキル《スパイラル・サイス》を使い回転しながら斬りつける。しかし、その攻撃でもHPを大きく削ぐことは出来ない。妨害が終わったジャバウォックが攻撃をしようとした瞬間にミナトは引っ張られたように避ける。

 鎖をゲツガに持ってもらって引いてもらったのだ。硬直時間中にこうしてもらえば避けることも可能なのだ。そして、ゲツガは今度は一気に五本の短槍を番えるとジャバウォックの顔面目掛けて放つ。しかし、それをジャバウォックはそれを弾いた。

 しかし、この一瞬の隙がゲツガの狙いだ。この間に、硬直時間が終了したミナトが再びジャバウォックに突撃して大鎌スキル《ブラッディ・ストーム》を使用する。これも大鎌スキルの回転計の技だがヒット数がさっきのスパイラルサイスと違い七連撃だ。

「グォォォォォォォォ!!」

 ちょうど人間で言うアキレス腱のところを斬られジャバウォックは叫ぶ。しかし、それでもボスモンスターらしく、そのまま、ミナトに向かって足を踏み下ろそうとする。

 ミナトは硬直時間で動けないためまたゲツガに引っ張ってもらおうと思っていたがなかなか引っ張られない。

「おい、ゲツガ!早く引っ張って……」

 そう叫ぶと同時にズドンという砲台から何かが飛び出たかと思う音が響くと同時にジャバウォックの足が吹き飛ばされて倒れていく。

 先ほどの足にはゲツガが蹴りを入れていた。しかし、あれほどの巨体を動かすほどの筋力値の持ち主なのにどうやってあの一瞬であそこまで言ったのだろうかという疑問が浮かんできたがまずはどうして突っ込んできたのかを問う。

「ちょ、ゲツガ!何で引っ張らなかったんだ危なかっただろ!!」

「いやー悪い悪い。俺も遠距離ばっかじゃ詰まんなくて近距離で戦いたくなったからさ」

 そう言ってジャバウォックのが倒れたと同時に今度は弓の先端で足を突き刺した。これも予想以上に食らっていた。

「まあいいや、早く片付けるぞ!」

「あいよ!」

 ミナトがそう言ってからゲツガもそう答えてジャバウォックを倒しにかかる。しかしジャバウォックもただやられているだけではない。立ち上がると大きく口をあけてブレスのようなものを吐き出そうとする。しかし、

「やらせないぜ」

「やらせるかよ」

 ミナトとゲツガが口一気に口まで上る。ゲツガの場合は跳んだの方が正しいだろう。さっきの高速でこちらに来たのは筋力値を最大限にいかして移動したのだろう。

 ゲツガは跳んでジャバウォックの口を蹴り上げて無理やり締める。しかし、それでもブレスを放とうとして再び口
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