第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第25話:再会不満
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ね……相変わらず(笑)」
最終的にはリューラの胸を揉んでたウルフと呼ばれる男……
(ゲシッ!)「あうっ!」
鋭いリューラの右ストレートを左頬に受け、盛大に転げる男。
「余計なお世話だコノヤロー!」
目をつり上げて怒るリューラ……こんな彼女は初めて見る。
「ちょ……顔は止めてよ。俺はイケメンなんだから顔を殴るのは反則でしょ」
激しく転げたワリに、さしてダメージを負ってない様に颯爽と立ち上がり、リューラの頭を撫でながら話しかけるウルフ……何なんだコイツ?
アローSIDE END
(大灯台)
シンSIDE
取り敢えず灯台内で安全な場所を確保し、これまでの経緯を互いに説明し合う俺達。
リューノちゃんのお姉さん……リューラさんも色々と苦労をしたらしいが、持ち前の剣技を駆使し乗り切ったと言う事だ。
見た目からは想像できないが、ウルフさんも絶賛する剣術能力……今度お手合わせをお願いしたい。
見た目といえば、彼女はリューノちゃんより1日だが年上だと聞いていたが……
まぁ1日じゃ上も下もないだろうけど、リューラさんは12歳には見えない。もっと若く見える!
リューノちゃんは前後1歳の誤差はあっても、12歳くらいの女の子に見えるのだが……
でも、下手にその事を言ったりしたらさっきのウルフさんみたいに殴られるかもしれないなぁ……
あまり表情を見せなくて怖そうな娘だもんなぁ……
しかも俺は嫌われてそうだし……
別に嫌われる事などしてないんだよ。
つーか、そんな事する時間なんて無いからね!
まだ出会って数十分だからね!
ウルフさんはオッパイを揉みまくってたけど、俺はしてないからね!
ってか、やっぱりウルフさん……ロリコン?
そのウルフさんの紹介で、俺が勇者であると説明されてから、リューラさんの鋭い視線が厳しすぎる。
勇者はお嫌いですか? 俺……勇者と言っても、ボンクラ勇者だし……皆様が思い描いている神々しい勇者様とは違うんですよ!
だから俺を睨まないで……
「そろそろ行きますか!」
互いの状況を理解し合った俺達は、ウルフさんの一声で休息を終え立ち上がる。
俺は何時も通りに前衛として先頭を歩き出したのだが、リューラさんも前衛を務めようと俺の隣に布陣する。
「あ、あの……前衛は俺が担当するから、リューラさんは後方で休んでいて良いよ」
こんな小さな少女に危険な事をさせる訳にはいかないだろう。
今までは兎も角としても、前衛を行える者(俺の事)が居るのだから、彼女には安全な場所で万が一に備えて貰いたい。
「余計なお世話だ! ……私は戦える……侮辱するな!」
侮辱なんてしてないよぉ……
俺より数歩前に出てしまった彼女を見て、また個性的すぎる
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