高町さんの部屋にて…その1
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そうすれば、こんな事で頭使わなくて済んだかもしれないのに…。
取り合えず、第三者に教えてもらったという事にするか……それが一番妥当だと思うし。
「それは……あれだ。昔……変な仮面を被った人から教えてもらった」
正直、胡散臭い度100%の事を言ってるが許して欲しい。
下手に身内の名前を出すと、色々と面倒な事になりそうなのだ『会わせろ』とかね?
という訳で、ふとワンピースで思い浮かんだ人の特徴を言う……。
「へ、変な仮面の人?」
「あぁ、変な仮面の人だ」
高町さんは困惑気味に反応し……。
「ちょ、ちょっと待ってよ! その人は誰何だい、神田!?
管理局法で管理外世界の人に、無闇にこちらの世界の事を話すのは禁止されてるのに!」
「まぁ、そんなに焦るなスクライア。その人の事を知ってるのって俺だけだし。
だから、俺以外の人達にはお前の世界の事を話していないはずだから」
スクライアは焦り気味に反応する……。
「い、いや、そういう問題じゃないよ!?」
「まぁまぁ……落ち着け、な?」
「そ、そうだよユーノ君。
それに神田君の言う、その……へ、変な仮面をした人がユーノ君の世界の事を知っているなら、魔導士の人かもしれないよ?」
スクライアを俺と高町さんで宥める…。
そしてスクライアは、高町さんの『魔導士なのでは?』という言葉を聞き、冷静さを取り戻していく。
「そうか……そうだよね。
もし魔導士の人なら今回のジュエル・シードの探索を手伝ってくれるかもしれない。
それに……僕も、なのはに魔法の事や管理世界の事を話してる時点で、その人をどうこう
言う資格は無いよね……」
「ユーノ君……」
「…………」
なんか……シリアス的な雰囲気になったな。
まぁ、皆さんも知ってると思うが……俺はそんな変な仮面の人なんかに会った事はない。
ぶっちゃけ、さっきまでの話は嘘だ……なので、罪悪感が半端ないのだが……。
「ねぇ、神田君……その人の名前は? 今どこに居るの?」
「神田、僕も知りたい……その人が魔導士なら協力してくれるかもしれない」
そういって2人は真剣な眼差しで俺を見つめてくる……
これは……言うしかないのだろうか? いや、言うしかないだろうな……。
「その人の名前は……」
「「名前は?」」
もうヤケクソだ、どうとでもなれ。
思い浮かべるのは長い鼻、そして太陽をモチーフにしたであろう仮面……
そう……その名は……
「……そげキング。……狙撃の王様だ」
「「…………」」
2人はジト目で俺を見つめてくる……その眼差しにさらされているからだろうか?
部屋の温度が2度近く下がったように感じる……。
そして
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