高町さんの部屋にて…その1
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ら不思議じゃない」
「うん、そうだね」
スクライアは数分前までとは違い、どこかすっきりとした表情をしている
その表情を見る限り、多少なりとも納得してくれた様である。
「ね、ねぇユーノ君。 そのカンリガイセカイって何?」
「う、うん……そうだよね、なのはは管理外世界の人なんだし。
管理外世界というのは時空管理局という……そうだな、この世界でいうと警察の人達かな? その人達が管理していない世界の事をそう呼ぶんだ。
時空管理が管理する世界は主に魔法文化が栄えている事が条件だから、なのはが知らないのは無理ない事だよ」
「へぇ……そうなんだぁ。……ん?」
スクライアは高町さんの質問に答え、それを聞いていた高町さんは理解した。
だが、高町さんの中で新な疑問が浮上したのだろうか? 再度疑問の表情を浮かべる。
「? どうしたの、なのは?」
「ねぇ……ユーノ君。その管理外世界とか、さっき話してたレアスキルっていう単語は
ユーノ君の世界の言葉なんだよね?」
「うん、そうだよ。現にさっきまで、なのはが僕の言った単語を知らなかったのは
この世界、地球では知られていないからなんだ……もちろん魔法なんかもそうだよ」
「そうだよね? 私も昨日ユーノ君に会って、魔法に触れて、今日始めて知ったもん」
「うん、そうだね……あれ?」
高町さんは自分の考えている事が正しいのかどうかを、スクライアに質問していき
確かめる。そうして…高町さんの質問に答えていく内に、スクライアも何かに気づく……。
一体どうしたというのだろうか?
「ユーノ君も気づいた?」
「うん……。なのはが言いたい事が解った」
そう言って二人そろって俺の顔を見てくる……いや、だからどうしたのよ?
「なぁ、どうしたんだ?」
「うん。えっとね?
神田君って……ユーノ君との会話の時に私と違って、ユーノ君の世界の言葉を理解して
聞いていたよね? レアスキルとか管理外世界とか聞いても『分かってる』って感じだったもん」
あれ? この展開って……。
「あれは僕の居た世界の言葉……管理外世界であるこの地球において、知る術が無い。
それに神田と初めて会った時もそうだ、魔法の事を知ってる様な感じがした……」
「…………」
「「どうして神田(君)は知ってるの?」」
『は? そんなもん前世の知識だ』なぁ〜んて言えたら楽なんだけどねぇ。
もし『この世界はアニメの世界だったのです』と言った場合、信憑性がどうとか以前に
正気を疑われる……冷たい目線を浴びるだけだ。
そうなると……この件についてどう説明するべきか。
はぁ……。
あれだな……もうちょっと『何それ?』的な表現すりゃあよかったな
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