暁 〜小説投稿サイト〜
駄目親父としっかり娘の珍道中
第1部
ジュエルシード事件編
第1話 働かざる者食うべからず
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 真選組とはその名の通り江戸の治安を守っている組織なのだが側から見ると税金ドロボーじみた組織と思われがちな行為がちらほら目立つ。常に誰かをストーキングし続けているゴリラ局長に瞳孔開きっぱなしで年がら年中たばことマヨネーズを吸い続けているマヨネーズ中毒な副長、そんな副長を隙あらば亡き者にしようと虎視眈々と好機を狙うハニーフェイスな腹黒ボーイ。その他ect・・・・・・
 そんな説明はさておき、懸賞金とそれなりの額と言う言葉を耳にした銀時が突如立ち上がる。まるで生気の欠片もなくなった主人公が友の死を見て激しい怒りに奮い立つ胸熱な場面を再現するかの様に立ち上がる。
 だが、あえて言わせて貰うと、絶対にそんな胸熱な内容で立ち上がった訳ではない。120%私利私欲の為に立ち上がっただけの事だった。

「てめぇら何してんだ! さっさと支度しろ! 出掛けるぞ」
「って、何処へ出かけるんですか?」
「決まってるだろうが! その懸賞金を貰いに行くんだよ! エイリアンだか毛むくじゃらだか知らねぇが棚から牡丹餅たぁこの事だぜ。あの税金泥棒連中からってのがいまいち気に入らねぇがこの際なんでも良い。懸賞金は全額俺達万事屋が根こそぎ頂きだぁ! そんでもって、その懸賞金でドンペリのドンペリ割をたらふく飲みまくったらぁ!」

 拳を握り締めて笑みを浮かべる銀時。何とも自信とやる気に満ち溢れた顔をしていた。
 普段からこれ位やる気を出してくれれば有り難いと思えるかもしれないが、それは言わないお約束ですよお客さん。




     つづく
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