千李の決意
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沈んだ。
「な!?」
恋奈の目が見開かれた。
「そんな宝冠が!?でもあんな軽い一撃で!」
動揺が隠せないでいるようだがすぐに冷静さを取り戻しほかの仲間に命じた。
「全員一時距離を置け!迂闊に近づくな!!」
その命令にほかの仲間は静かに頷くと千李から距離をとった。
……やっぱりあの子いい観察眼してるわね。いい司令塔ね。
内心で感心していると恋奈たちとはまったく違う気が恋奈たちの後ろから猛スピードでやってきた。
「邪魔だどけええええええ!!」
「え!?腰越!?」
と恋奈がリアクションをとった直後恋奈は猛スピードでやってきたそれに豪快に轢かれた。
……うわぁ痛そう。ってそれよりも。
轢かれた恋奈を心配する千李であったがすぐに目の前にいる人物に視線を戻した。
「久しぶりだな千李!!」
「ええ。元気そうでなによりよマキ」
「ぬかせぇ!!!」
マキと呼ばれた少女は千李に殴りかかってきた。
そう子の少女こそ千李が言っていた湘南で会いたがっていた人物である。
名を腰越マキ湘南の三大天の一人である。
「相変わらず私にあったら殴りかかるのやめてくれないかしら?」
「うるせぇ!テメェ見てるとイライラすんだよ!辻堂以上にな!!」
怒鳴りながら繰り出される拳を千李は軽くいなしながら千李は反論する。
「辻堂って誰!?つーか私お前になにもしてなくない!?」
「ああ!そうだよだけどなぁ!なんかむかつくんだよ!!!!」
「理不尽すぎるんだけど……」
そういいながらもマキの拳は激しさをます。
そしてそれを千李は軽くいなしていく。
さっきからこれの連続である。
二人の姿を見ていた梓が恋奈を起こす。
「恋奈様!恋奈様!大変なことになってるっす!はやく戻って」
「うぅ……。いた……痛くない!!」
それなりのダメージを追ったはずの恋奈だがすぐに回復した。
このようにどんな傷をしてもすぐに回復するため周囲からは「血まみれの恋奈」と呼ばれている。
「どうしたの!?腰越とあいつは?」
「あっちっす」
梓が指差すほうを向いた恋奈は驚愕した。
何せ湘南の三大天の一人でありおそらく力だけであれば辻堂愛にも負けはしないであろう腰越マキの攻撃が簡単にいなされているのだ。驚くのは当然である。
「何なのよあいつは」
恋奈は二人を見ながらそうつぶやくしかなかった。
「おらぁ!!」
「よっと」
繰り出される拳の嵐を華麗によける千李。
先ほどからよけ続けられているためマキの顔が苛立ちに染まってきた。
……いい加減潮時かし
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