暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第1章
旧校舎のディアボロス
第20話 緋破の幻龍
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
お前のダチが飼い慣らしている奴の足下にも及ばないがな』
「……やっぱりイッセーの神器(セイクリッド・ギア)は……」
『ああ、『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』だ。最も発現が甘いから『龍の手(トゥワイス・クリティカル)』って感じだけどな』
「……『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』か……」

 『赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)』、赤龍帝が封印された神器(セイクリッド・ギア)

『あれの過去の所有者はみんな力に溺れて、周りに被害を出して、ろくな死に方をしなかったんだよなぁ。ハハハ!』
「………」

 そう、過去の『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』所有者はみんな力に溺れた。そして、みんな悲惨な死に方をした。
 最も、全部兄貴に聞いた話だがな。

『お前のダチもどうなるのかなぁ?』
「……何が言いたい?」

 俺は言葉に怒気を含ませて訊く。

『力に溺れたらどうするのかなぁって。まあ、お前の事だ。どうせ止めようとするんだろうが。お前の力だけで出来るかなぁ?』
「……結局、力を使えって言ってるじゃねえか……」
『おっと、これは失礼』
……この野郎……。

『さっきのお返しだ。まあ、お前の勝手だ。好きにしろ。お前が死んでも俺が死ぬ訳じゃねえからな。むしろ、次の宿主の方が肉体を乗っ取り易いかもな』
「……余計死ねねえな……」
『ハハハ!まあ、頑張れよ。話し相手サンキュー。じゃあなぁ〜』

 それっきり、ドレイクは話し掛けてこなかった。

「クソッ!余計疲れた。……もう寝るか」

 やっぱり、こいつの力は使う気にならない。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ