第1章
旧校舎のディアボロス
第20話 緋破の幻龍
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
学校を休みなさい」
「は、はい」
こうして、今日の悪魔の活動は終わった。
ー○●○ー
「ふぅ……」
俺はケータイで色々伝えた後、家に戻り、軽い夜食を作って食べた後、ベッドで横になっていた。
「さて、明日は話す事がいっぱいだな」
イッセーにはアーシアの事、部長には堕天使達の目的など話す事がいっぱいあった。
そんな事を考えていると…。
『俺の力を使えばあの程度の堕天使どもなんて一瞬だっただろうが』
俺の奥底から話し掛ける者がいた。
「……誰だ?」
『おいおい、久々の会話の第一声がそれかよ!つうか、俺の事を忘れたのかよ!』
「……第一印象が最悪だったからな」
『覚えてるじゃねえか!』
「……何の用だ?『緋破の幻龍』ドレイク様……」
この声の主は『緋破の幻龍』ドレイクと言う名のドラゴンである。
何故ドラゴンが俺の中から話し掛けているのか。それは俺の持つ神器に魂を封印されているからだ。
そう、俺もイッセーと同様に神器を所持している。俺だけじゃない。千秋も兄貴や姉貴も同様に神器を所持している。
『まあ確かに、第一印象は最悪だろうな。なんせ、お前の体を乗っ取ろうとしたんだからな』
そう、こいつは俺が初めて神器を発現させた時に俺の体を乗っ取ろうとした。
その時はその場に居合わせた兄貴に助けてもらい、事無きを得た。
それ以降は普通に神器の力を使えたが、またいつこいつが介入してくるのか分かったもんじゃない為、俺は神器の力に頼った事は無かった。
たまに今みたいに力を使わせようと話し掛けてきたが、諦めたのかもう話し掛けて来る事は無くなったんだがな。
「……今さら何の用だ?俺がお前の力を使わないってのは分かってる事だろう?」
『分かってるよ。別に今日は力を使えとか言いに来た訳じゃねえ。退屈だから話し掛けただけだ』
「……つまり話し相手になれと?」
『これでも話し相手が欲しかったんだよ』
「……やれやれ。分かったよ」
俺はとりあえず、こいつの話し相手になる事にした。
「……しかしもまあ、お前ぐらいだろうな。宿主の体を奪おうとした神器に封印された奴は」
こいつは神器に封印されている状態にも関わらず、俺の体を奪おうとした。
『まあ、俺は元々実体が無いある意味魂だけのドラゴンだからな。魂だけになっても結構好き放題出来たりするんだよ。まあ、ドラゴンとしての強さは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ