第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第24話:性格の不一致
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ンドールに綺麗な嫁さんと可愛い息子さんを残して、夢を叶える為に旅だったんだろ!?」
そう言えばエンドールのお弁当屋で、美人の奥さんと息子さんが自慢気にトルネコさんの話をしてくれた。
それなのに戦闘が苦手だからって女の子に押しつけるって……
夢を叶える為に自分も努力するって姿勢が見えてこない!
「ごめんなさい……」
「………もう良いよ。今此処でアンタを責めたってリューラが無事に帰ってくるかは判らないんだ……それより俺は大至急灯台に赴く事にする。ホフマンさんは此処に残って出向の準備を手伝って下さい」
「は、はい解りました」
大きく溜息を吐いてホフマンさんに指示を出すウルフさん。
「シン君、悪いけど付き合ってくれるかな?」
「水臭いですよウルフさん。言われるまでもなく一緒に行くつもりです!」
遠慮がちに頼んでくるウルフさんに俺は快く返事をする。
「私は一緒に行くからね!」
するとリューノちゃんが同行を表明する。
「私も行くわよ!」「私もです!」
続いてマーニャさんとミネアさんも行く事を強調。
「まさか危険だから連れて行かないなんて言わないわよね? 敵の注意を引くだけでも役に立つのだから、私を置いては行かないわよね!?」
リューノちゃんが強い視線でウルフさんを見詰めている。
それに合わせマーニャさんとミネアさんも……
「はぁ……しょうがないなぁ。リーダーのシン君の言う事には絶対に従えよ!」
女性3人はウルフさんの台詞に嬉しそうに頷いた。
あれ……全責任は俺にかかってきちゃったぞ?
「じゃぁ勇者君。早速灯台へ行きましょうか!」
「え、あ…はい! 何か釈然としませんけど、はい!」
まぁ良いか。俺達も少しずつだが強くなってきてるし、何とかなるだろう……きっとウルフさんも助けてくれるだろうから。
シンSIDE END
(コナンベリー)
トルネコSIDE
しくじった……
まさかこんな所でリューラさんのご家族に会えるなんて思ってもみなかった!
これでは私が彼女の事を一方的に利用していたみたいに見えてしまう。
まぁ強ち間違いではないのですけど……
でもリューラさんだって私の商才と情報網を利用していたのだから、お互い様な気がするのですけど……
幼女を危険な場所へ送るって構図が、私を人でなしに仕立ててるんですよ!
あの一際怒っていた男性はリューラさんのお父上の忠実なる部下ですかね?
容姿端麗で誠実そうな風貌でした……
今回の事をお父上に報告されると厄介ですねぇ……
戻ってきたらどうにか媚を売って、私に対する誤解を解いておかなくては……
出港の手伝いをする為に残された、ホフマンっというお仲間から情報を聞き出し、先ほどの方の嗜好を聞き出さなく
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ