暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic8 聖剣…全てを断つ力・ヴァルムンク Aパート
[4/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ッチブックと画材一式を手に城北町立美術館に来ていた。
ここは町でも有数のデートスポットであり、若いカップルが手をつないで画家達の作品を見て歩く光景が見られる。
「ねぇ、そこの姉ちゃん達…今日ヒマ?」
「「……。」」
「ちょっ、無視って…まだ何もしてないのにイィィィィィ!!」
当然ながらエリカやセシリアに声をかける若い男もいたが、二人は無視して先を急ぐ。
そして二人は美術館の中庭まで来ると、スケッチブックを広げ庭内をスケッチし始めた。
この美術館の中庭は、二つの噴水をはさんだ中央に初代館長のブロンズ像があり、そこの周りには各ブロックに行き来できる回廊が整備されている。
更に市の職員により花壇も整えられ、まさに憩いの場である。
エリカは中央にあるブロンズ像をメインに木炭で濃淡をつけながら描き、セシリアは庭園の回廊を精密に描く。
だが、そんな平和な光景も長くは続かなかった。
それは、描き始めてから数分後の事だった。
キイィィィィ…ン。
ザッ、ザザザザァ…。
二人に敵の接近を警告するサインが聞こえたからだ。
二人は画材一式を片づけ、エリカはディスクを具現化させドライバーオンリングでディザードライバーを展開し、ディザードリングを左手中指に装着。
セシリアは念力を用いて右手刀から光の刃を引き出し、横水平に構える。
「セシリアちゃん、準備はいいですか?」
「うん、準備は万端だよ…来た!」
敵は空中から光の輪を通過して現れ、ゆっくりと降下してきた。
そしてスタッと着地すると、鈍色の目がカッと瞬き周囲を威圧する。
「わぁっ、あれは何だ!?」
「何か恐ろしいけど、逃げろオォォォォォ!!」
それを見た周囲の人々は、驚きのあまり四方八方に逃げまどい、美術館内に避難していく。
そして最後に残された二人は、迫りくる強敵ベクターノイドに立ち向かう。
「…あれもベクターノイド、と見ていいですね?」
「うん、でも気をつけて。あれは前に見たのと、全くちがうタイプだから。」
『エリカちゃん、気をつけて…相手は実力が未知数だから、慎重に!』
エリカの中にいるマギカドラゴンも警戒する様声をかけ、ゆっくりと迫るベクターノイドとの間合いを計る。
見た目は前回セシリアと片桐が戦ったガンナーベクターに形状は似ているが、両腕が鋭角な水晶の形をした小手を身につけており、更に右手には長柄の巨大な鎌がにぎられている。
エリカは、コネクトリングでディザーソードガンを取り出しガンモードに変形させ、慎重に構えながら目の前にいるベクターノイドに問う。
「あなたは一体、何者ですか?」
『俺の名は、死の使い…デスサイズベ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ