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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic8 聖剣…全てを断つ力・ヴァルムンク Aパート
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さん、私は大丈夫です。しかし…。」
もしあの時…瞬間的に二刀流防御をしていなければ、今頃エリカは深刻なダメージを受けていただろう。
正直な話、エリカとパワードタイガーの力の差は…あまりいいとは思えない。
実際、ナイトやルークを用いて戦ったものの決定打には程遠く、なかなか打倒できずにいる。
しかもパワードタイガーは『仲間の敵を討つ』まで、しつこく攻めてくるに違いない。
そんな『復讐の鬼』と呼んでもおかしくないパワードタイガーに、本当に勝機はあるのだろうか?
そんなエリカの空気を読んだのか読まなかったのか、セシリアがエリカにベクターノイドの話を切り出した。
「あ、そう言えば、さっきの白い宇宙人型ね。」
「あの白い人型ですね。あれがどうしたのですか?」
「あれね、ベクターノイドって言うんだって。」
「しかもそいつ、魔法が効かないときているから…たちが悪いよ。」
「え、魔法が通用しない敵…ですか!?」
セシリアと片桐の話に、エリカは渋い顔をして考え込む。
ただでさえパワードタイガー相手に苦戦しているのに、魔法が効かないベクターノイドまで襲いかかられたらたまったものではなく、体がいくつあっても足りない程だ。
となれば、方法は一つしかない。
(やはりあのリングを使うしか、勝つ方法はないのかもしれませんね…。)
エリカは点々と瞬く星を見上げながら、はぁ…と深くため息を突いた。
「なるほど、白い宇宙人型ですか…確かに厄介な事この上ないですね。」
『しかも竜の魔法使いだけじゃなく、超能力者までいやがった。おかげでこのざまだ…。』
一方、何とかベルフェゴールの元に帰ってきたパワードタイガーは、先程の状況をベルフェゴールに報告していた。
まさかのベクターノイドや超能力者の乱入に、ベルフェゴールも少し表情を曇らせる。
彼もベクターノイドの存在は以前から知っていたが、このままのさばらせておくと今後に影響が出てしまい…しかも、『現在進行中の計画』までも水泡に帰してしまう。
ベルフェゴールは考えた末、パワードタイガーに今後どうすべきかを話した。
「では、こちらは慎重に様子を見るとしましょう。何より彼らは魔法使いや超能力者のみならず、我々すら敵視していますから、策を十分に練る必要があります。」
『じゃあ、竜の魔法使いはどうすんだよ!?奴らに倒されたら、俺の今までの苦労が全て水の泡だ!!』
「ですが、あなたに打つ手はありますか?魔法すら一切効かない彼らに。」
『なっ、…ぐぬぬ!』
そう、ベクターノイドには魔法が効かない…そうなれば、魔法生物たるホムンクルスでは勝負にならず、一方的に押されてしまうのは目に見えている。
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