第27話 人間は不思議な生物
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なを元に戻せぇーーーーーっ!!火竜の・・・鉄拳ッ!!」
怒りの鉄拳をぶつけようとしたが、ニーナに片手で防げられちまった。
ニ「ノーナ・・・」
ノ「了解・・・」
ガシッ!!
ナ「うごっ!!」
俺はノーナに、後ろから羽交い締めされた。はずそうとしたがすごい力で動けない。てか、こんな
細い体のどこにこんな力があるんだ!?
ノ「お姉ちゃん、早く・・・」
ニ「うん・・・人形眼(ドールアイズ)」
ナ「!!!」
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ニ&ノ「あ・・・・・」
ニーナとノーナの驚いた声が聞こえた。俺は恐る恐る目を開けて自分の体を見るが何も変わっていない。どうなってんだ?ふと足元を見ると・・・
ナ「マヤ!!ハッピー!!」
床には人形にされたマヤとハッピーが転がっていた。ノーナは素早くマヤとハッピーの人形を拾い上げると498の棚と、499の棚に並べた。500の棚だけが空っぽの状態になった。
ノ「僕たちの、記念すべき500個目のコレクションになるなんて、君は運がいいね・・・」
ニ「まさか、あの2人・・・いや、あの1人と1匹があなたを庇って自ら人形になるなんて思わなかった・・・」
マヤと、ハッピーが、俺を・・・庇って・・・?
ニ「人間は、よくわからない生物・・・」
ナ「はぁ?」
ニ「自分のことしか考えない哀れな人間と、仲間を大切に思う心優しい人間の2つの人間がこの世の中にいる・・・人間はよくわからない・・・」
こいつら、何言ってんだ?
ナ「お前らだって人間じゃねぇか。」
ニ&ノ「・・・・・え・・・?」
ナ「お前らは哀れでも、心優しくもない。まぁ、どっちかとゆうと今は悪いほうの人間だな。」
ニ&ノ「・・・・・」
ナ「確かによ、人間は不思議かもしれねぇけど、でもよ、楽しい生物でもあるんだぜ・・・って、お、おい!どうしたんだ!?」
な、なな、何だよこいつら・・・無表情のまま泣いてるんだぜっ!?腰ぬかすとこだったわ〜。
ノ「お、お姉ちゃん・・・この人・・・いろんな意味で、すごいよ・・・」
それ、褒めてんのか?
ノ「ぼ、僕・・・この人には、ついていけない・・・」
ノーナがニーナの腕にしがみつく。
ニ「そうだね・・・」
ニーナも、優しくノーナの頭をなでると、俺の方を向いて、
ニ「ありがとう・・・ナツ・ドラグニル・・・」
そう言い残すと光と共に消えちまった。ん?最後あいつ、笑った・・・よな?
ショ「どわぁっ!!」
マ「ギャア
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