暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Aそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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†††Sideイリス⇒なのは†††

「まさか一切反対されずに外泊許可が出るなんて思わなかったわ・・・」

「うん。でも、それはそれで助かったよね」

「信じてもらってるってことだから嬉しいことだよ」

ジュエルシードの回収に集中したいと決めた私とアリサちゃんとすずかちゃんは、学校を無期で休みたいってことを私たちの家族に話すことにした。魔法のことだけをぼかしてユーノ君との出会いからこれまでのこと、ある探し物を巡ってフェイトちゃんやテスタメントちゃん(テスタちゃんって呼び方を変えて)とケンカしてるけど、仲良くなって友達になりたいこと、そのためには家を空けないといけないこと、ちょっと危ないことをするかもしれないこととかって。
普通、そんなことで学校を休んだり、危ないことをするってなれば反対されると思ってた。そこを保護者役としてリンディさんと一緒にどう説得するか考えていたんだけど・・・。

――なのはに迷いがあったら反対したけど、もう決めちゃってるんでしょ。最後までやり通すって。だったら後悔しないために、いってらっしゃい――

お母さんは心配はしてくれたけど、でも送り出してくれた。

――確かに学校は大事だが、それよりもっと大事なものも在る。友達が困っているなら助けてあげなさい――

アリサちゃんのお父さんが言ってくれた言葉。

――なのはちゃんやアリサちゃんも一緒なんでしょ。だったらお姉ちゃんは反対しない。みんなで納得のいくようにすればいいと思うわ。父さん達は私が説得しておくから。気を付けてね――

すずかちゃんのお姉さん、忍さんもまた反対せずにすずかちゃんを送り出した。家族に快く送り出されてた私たちは今アースラへ戻るため、アリサちゃん家のリムジンに乗って海鳴臨海公園に向かってる。外はもう真っ暗で、道路の街灯が流れていくのを窓から眺めていると、「っ!」ドクンと跳ねる心臓。

『アリサちゃん、すずかちゃん!』

『ええ。ジュエルシードの気配ね』

『発動直前だよ。急いで封印しにいかないと!』

3人で顔を見合わせて頷き合う。アリサちゃんが「鮫島、ここで降ろして!」バニングス家のドライバーさんの鮫島さんに車を停めるように指示。車は緩やかに停まって、それと同時にアリサちゃんが「行くわよッ!」って飛び出して行っちゃった。私とすずかちゃん、そしてリンディさんは鮫島さんにここまで送ってもらったことへのお礼を言ってから、アリサちゃんの後を追った。

『艦長! クロノです。艦長たちの付近からジュエルシードの反応があります』

リンディさんの側に浮かび上がった空間モニターに、シャルちゃんの話に出て来たクロノ君が映って、そう報告した。

「ええ。今、なのはさん達と現場に向かってるわ。周囲を警戒しておいて
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