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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第26話 「良い話だと思うよ?僕もさっ!でも… 僕の今の状態は………」
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?めだかちゃんなら当然だと思う…
日向の悲痛な叫びが木霊していた…。
そして更にその後。
どんなやり取りがあったものか、剣道場は皆で仲良く使う事になったらしい。
部名は、剣道部(仮)!ってことで!
そして、なんと日向がめだかちゃんに引き続いて指導を勤めているそうだ。
まあ、妥当なところだと思われる。
性格に難はあれど腕は間違いなく剣道部員の中で一番だから。
更に、言うと……。
「いつか 劉一を越えてやる!あの剣技を!! それに あの女…… いやっ!別にあの女に頼まれたわけじゃないからな!!」
日向君、わかりやすいツンデレだった。
劉一とめだかの影響のようだ。
めだか生徒会長就任後本の数日でそんな顛末、そして劉一の帰還。
それは善吉にとある決心をさせるのに十分だった。
「……あれ?この花はなんだ?」
【生徒会室】
善吉が昨日まではなかった花を見てめだかに聞く。
「うむ これから生徒会業務を行ううえでの指針としてな 案件を解決するごとに花を一厘飾ろうと考えた。とりあえず2輪だ」
めだかちゃんはセンスを構えながら言う。
「はっ! 女の子らしいとこあるじゃねーかよ。失敗した時は動すんだ?枯らすのか?」
善吉は苦笑い気味にそう言っていた。
「失敗などしない…… しても考えない……」
その言葉にめだかちゃんは同ぜず、笑顔になる。
そして、生徒会室の窓から晴天の青空を眺め……。
「……いつか 見渡す限り一面に花を咲かせるのが、今の私の夢だ。」
太陽も真っ青。
めだかちゃんの輝いている笑顔は本当にそうだ。
本当に……素晴らしい笑顔だ……。
うん……善吉が見ほれるのも無理はないな……。
でも……。
「……良い事言ってると思うよ?……本当にさ!僕もそう思う!でも……なんで僕……縛られてるのさ………?」
それは、ぐーるぐる巻きにロープで縛られている劉一君が哀愁を、漂わせながら呟いていた。
「……劉一はこれ位しておかないと、また消えるかもしれないのでな! 当然だっ。それに前叶った夢をいきなり消すのは絶対いやだからなっ!」
めだかちゃんはセンスをビシッと突きつける。
そんな姿を見た劉一は……。
「……僕、消えないよー もう絶対にさ…… 善吉ぃ……。」
しくしく……、といった感じで善吉を見るけど……。
「諦めろ……。」
善吉は 当然だ!っといわんばかりの表情だった。
あれ?
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