第一物語・後半-日来独立編-
第三十八章 戦場で踊る者達《1》
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、腕を伸ばし捕らえに来るが間に合わず、物体ではない空気を握るだけだった。
屋根に足を着き、振り返ると騎神が空へと翔んだ。
弧を描き、再びこちらと正面会わせとなる。
「攻撃はしてこないのですわね」
『殺す気でやってないものでね。
――それに、ここなら幾らか分からねえだろ』
「どういうことですの?」
言葉の意味が理解出来無い。
ここなら幾らか分からない、とかこちらの姿がだろうか。
首を傾げるネフィアに、近付き騎神の操縦者は言う。
戦意が無いことを武器を納め、両手を上げることで示しながら。
そして、笑いながら。
『黄森の指示を無視し、オレ達の長を救出する』
「え?」
また理解出来無なかった。
何を言っているのだろうか、彼は。
掌を返したようにさらっと長の救出を口にし、先程言っていたこととは矛盾している。
理解出来ず、とうとうネフィアは空に向かってこう叫んだ。
「どういうことですの――――!?」
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