暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
ドラゴンを呼んだ男のお話・2
[4/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
0個分すら軽くオーバー!?というかそもそも"これ"は本当に生物なの?それとも実は超大型ロストロギアなの?どっちだとしても非常識に変わりないけど!!」
事の始まりは、先ほど突然”時の庭園”があった次元に膨大なエネルギーを持った存在が侵入してきたことであった。それは頭部の形状から竜族、それも類稀な魔力を秘める「龍」と呼ばれる存在と酷似していた。
この外部から隔絶された空間に魔生生物が侵入してくることなど、それこそ伝説級の力を秘めた「災害レベル」の竜属でしかありえない。そこに思い至ったプレシアはすぐさま持ち前の分析力でその龍を調べようとし―――そこであることに気付いた。
龍の頭が一直線にこちらに向かっている。このままでは衝突する。
時の庭園は急な移動が出来るほど小さな城ではない。あれが正面からぶつかれば計画にどんな悪影響が起きるか分かったものではない。そこに気付いたプレシアは軽いパニックになった。
だからだろうか・・・あるいは気付かなくて幸いだったのかもしれないが、彼女はその龍のサイズが常識外れに大きい事に全く気付かなかったのだ。(それに気付いていたら最悪やけくそで何かしでかしたかもしれないということ)
そして慌てている間に時の庭園は龍に衝突・・・せず、角の間に器用に挟まった。
引っかかったことろで丁度龍は動きを停止。現在自分と庭園がどういう状況に置かれているか30分ほど理解できず呆然としたプレシアは、やがてゆっくり時間を掛けて「今の現状は自分の力では収拾できそうにない」という事を認識し、パニックから1周半ほどまわって逆に冷静さを取り戻した。
そしてどうにもできないなりに龍の事を調べ始めただが・・・
「分からない、考えれば考えるほど分からないわ!今までに確認された竜族の中でも最大サイズは全長6qほど・・・それでも十二分に巨大なのに・・・」
まぁ当然こうなる訳である。スパロボ世界の古代中国って凄いよね。
だがその訳の分からなぶりが逆にプレシアの研究者魂に火をつけた。
「これは科学者としてこの龍の事を解明しない訳にはいかないわね・・・後ここから脱出するための庭園の改造にジュエルシードへの影響の調査にあれから発せられる未知のエネルギーの解析に・・・」
不治の病を負っているくせに元気な病人である。
なお、発せられている未知のエネルギーとは龍玉から発生する”無限力”の事である。
・・・無限力の本質は拡散された人間の意志。それはつまり死してなおその心を失わぬ者達の導きでもある。
プレシアは自分でも気が付かないうちに愛しい娘に”本当の意味で”出会える道に足を踏み入れたことに、露ほども気付いてはいなかった。そして病に侵されているはずの彼女の身体に”ある3人の意志”が力を貸し始めた事にも、や
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ