暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第十話
[9/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
って答えてきた。
「やっぱりフェイトちゃん達か!みんなも屋台巡り?」
「うん。はやて達も?」
「まぁなー。家におっても体がうずうずして仕方ないねん」
合流したのはフェイト・アリサ・すずかと、彼女たちがあまり見慣れない女性の四人。お互い「あるだろうなー」とは思っていたのだが、全く意図はしていない出会いであった。
「せっかくやし、一緒に回ろう?」
「うん。あ、あっちの冷やし中華美味しかったよ」
「冷やし中華の屋台とかあんの!?行きたい!」
「こっち!あ、シグナムさん、はやてをしばらく……」
シグナムはこの時、その女性の目から訴えてくる何かを感じていた。念話ではない。それは今彼女達に気付かれてしまう。それがなんなのか彼女にはわからないが、おそらく子供たちに聞かせたくないことなのだろう。それを察して他のヴォルケンズに目配せをすると、ザフィーラが答えた。
「わかった。シャマル、少し頼む」
「はーい。じゃあはやてちゃん、行きましょうか」
「うん、お願いなー」
「ええ」
「あ、アタシも行くぞ!」
ザフィーラが車椅子を押していき、ヴィータがそこに加わって、楽しそうで何よりといった子供達を見守る大人組であった。しかしシグナムは表情を引き締めると、その女性を誰何する。
「それで、テスタロッサ達と一緒にいるあなたは一体?」
「あー、この姿で会うのって初めてだっけ、そういえば」
「その声……アルフか?」
「ご明察。まぁさすがにこれだけのでかい祭りだろ?フェイトがそこまで心配ってほどじゃないけど、引率の大人がいないと先生とかに出くわすと、な」
「なるほど」
この女性の名はアルフといい、フェイトの使い魔である。家では子犬状態でのんびしていたり、散歩の時に大型犬の姿でいるといったことが多く、シグナム達もその姿の彼女には何度も顔を合わせているのだが、今回の彼女は一応引率という形のためか、人間状態になっている。見慣れない姿であったために警戒してしまったのだろう。
「最近そっちはどうだい?」
「大して何も変わってないな。そっちは?」
「こっちもさ。平穏無事。まぁフェイトとなのはは直人に勝とうと躍起になってるけどな」
彼女もシグナムに負けず劣らず豊満な体つきで、ショートカットにしたオレンジの髪と野生的な顔つきというのもあってワイルドな美女という印象。服装も様々な文字が銀と黒でプリントされた赤いタンクトップにスカイブルーのホットパンツ、ひざまで届かんというレザーブーツというなかなか挑発的な服装だ。
「いいことじゃないか。切磋琢磨するのは必要だ」
「そうだな……これからもっととんでもない奴らが出てくるかも知れない。そうなった時には……」
しかし、新たな戦いの足音は、すぐそこまで迫ってい
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ