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黒子のバスケ 無名の守護神
第三話 バスケはやめました
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じゃないって。クロちゃん。なにが目的なの?」
「僕が水野くんにバスケの楽しさを思い出させてあげます。」
「バスケの楽しさか〜。」
そんなの何時からか忘れていたよ。
勝つことが全てだったからね。
「そんな故知を言われたらやらない訳にはいかないよね。」
しょうがない。
クロちゃんと1on1しますか。
「先輩方。コート借りますね。」
「ああ。ってオイ。」
クロちゃん真面目だね。
全く手を抜きたく無くなっちゃうじゃんよ。
まあ、クロちゃん自体が手加減されるの嫌いだろうしね。
「それじゃあ僕から行くよ。」
「はい。」
やっぱり最初は絶対スリーポイントだよね。
そう思いながらドリブルをしているとやっぱり感じてしまう気持ちがある。
このボールとバッシュの感覚。
やっぱり堪らない。
僕はやっぱりバスケがしたいんだ。
でも心では何かが突っ掛かる。
「くそっ。」
僕は目的地に着くなりすぐにシュートを打った。
「やっぱり迷っているんですね。」
ボールはゴールを外し、ゴール下にいたクロちゃんの手に渡った。
「どうして分かるんですか?」
「簡単です。水野くんは滅多なことがなければシュートを外さないのに今回は外しました。それならなにか考えていると思うのは普通だと思いますけど。」
僕ってそんなところで考えていることが分かっちゃうんだ。
でもクロちゃん。
僕は迷っているんじゃないよ。
バスケがしたいんだよ。
「あ〜あ。なんだかんだ言って僕もバスケバカなんだよね。クロちゃん。僕もバスケ部に入るよ。」
「そうですか。嬉しいです。」
クロちゃん。
なんにも嬉しそうに見えないのですけど。
「でも変な行事には参加しませんから。」

「キセキの世代が二人も誠凜バスケ部に入るなんて。」
夢を見てるみたい。
黒子くんの話を聞く限りだと水野くんはキセキの世代と同等の力お持ち主。
そして黒子くんはパス回しに特化した見えない選手。
今年の一年はヤバイかも。

「クロちゃんに火神は仲が良いんだね。」
「ちげーよ。オレが座ったらコイツが前にいただけだ。」
「そうなんだ。まあ僕には関係ないけど。じゃあね。」
一体なんなんだよアイツは。
帝光中の元レギュラーにしてキセキの世代と同格なのは知っているがアイツからはなにも感じない。
まるで黒子のように。
「火神くん。」
「なんだ?」
「どうして怒っているような顔をしているんですか?」
「別になんでもねぇよ。」
なんだろうな。
コイツが言っていたことが分かった気がする。
「ホラよ。」
「?」
「これ一個分くらいは認めてやるよ。」
「どうも。」

「キセキの世代ってのはどれくらい強ーんだよ?」
「?」
「じゃあオレが今やったらどうなる?」
そんなの決まっ
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