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第五十八話 常識と非常識
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ら湖に飛び込んで行ったです」

「「は、はぁ!?」」

予想外の答えにキリトとリーファは思わず大声を上げてしまった。

「ちょ、ソレイユ君はあたしの話聞いてなかったの!?水中戦はウンディーネの援護なしじゃ自殺行為って確かにいったわよね!?」

「そこは・・・ほら、にぃにですし・・・」

「ああ、聞いてたとしてもやりかねない」

親子そろってそう言われれてしまうソレイユ。いったい彼らの中のソレイユ像というのはどういったのもなのか、一度聞いてみたいものである。

「と、とにかく、今は目の前の問題を片づけるとしましょう!ソレイユ君のことは後回しよ!」

そう言ってサラマンダーたちの方に向きなおるリーファ。キリトもそ剣を構える。そこで、キリトが不意に口を開いた。

「そういや、ホントにウンディーネの援護なしじゃ水中戦はきついのか?」

「普通のモブが相手なら問題ないと思うんだけど・・・ここにいるのは超高レベルな水龍型のモンスターだから・・・やっぱり、ウンディーネの援護がなくちゃ倒せないっていうのが常識的な考え方よ・・・」

「・・・なるほど」

それを聞いたキリトは納得したが、ユイは少しばかり思ったことを二人に聞こえない声量で呟いた。

「にぃに相手にそういう常識が通じればいいのですが・・・」

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